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   <title>WebMaster&apos;s impressions</title>
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   <title>RNAi 技術の商品化</title>
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   <published>2012-04-20T03:07:21Z</published>
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   <summary>やっと、ココまで来ました。 長い道のりでした。経静脈で使える世界初の RNAi ...</summary>
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      <![CDATA[<a href="http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2012/04/20/20120420_BANANA.html" onclick="window.open('http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2012/04/20/20120420_BANANA.html','popup','width=500,height=500,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img align="left" hspace="7" src="http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2012/04/20/20120420_BANANA-thumb.jpg" width="200" height="200" alt="" /></a>やっと、ココまで来ました。

長い道のりでした。経静脈で使える世界初の RNAi 医薬品です。RNAi 医薬品としての世界初は、眼球に直接注射するCMV感染症治療薬でしたが、経静脈で使える医薬品としては世界初です。全身に使える意義は計り知れないです（<a target="_blank" href="http://www.businesswire.com/news/genzyme/20120329005973/en">米国Genzyme社が米国で販売承認申請を2012年3月29日、米国食品医薬品局に提出したらしいです</a>）。

といっても欧米での話しなので、日本ではいつ頃になるのかわからないのですが、、、

で、この経静脈で使える RNAi 医薬品、その適応が、またまた、非常に興味深いのです。

医薬品として失敗したとしても、医療界にコンセンサスの変更を余儀なくしてくれるはずです（RNAi がわからない人は、自分で調べて下さいね）。

どういうことかというと、米国での適応は、FH ホモの患者のコレステロール低下です。アポＢの生産を抑制します。要するに、アポＢ mRNA に対しての翻訳を阻害するわけです。スプライシングの抑制かもしれないけど。。。

完璧です。血中のLDL-コレステロールを下げる事に関しては・・・・。

基本的に FH ホモの患者さんにもスタチン系は使うみたいです。ほとんど下がらないらしいです。でも予後は、コレステロール値が下がらない割には、差は出ている・・・と。


しかし、今度の薬は、LDL-コレステロールを下げる事だけは、完璧です。


この薬により、FH ホモの患者さんの予後が、著しく改善されるのであれば・・・（数が少ないので、実体はよくわかっていないらしいが、欧米では、FH ホモの患者は30歳までに心臓発作で死亡するとされている）、そう、普通の人と、なんら、変わりなく生活できるのであれば、心血管系へのコレステロールの影響が証明されるという事になる。

しかし、LDL-コレステロールが下がったけれど、予後はあまり変わりないということになれば、血中のLDL-コレステロール値は、まったく、原因ではなかったという事になる。

そして、スタチン系は、コレステロール低下作用が“効いて”いたわけじゃなく、“その他の作用”が効いていたとの証明にもなる。（“pleiotropic effect”でググれば出てくるよ）


コレステロールの“善玉・悪玉”説が、完全に払拭される事になるのです。

もし、そうなったら・・・・・、楽しみです。そして、コレステロール神話にすがっていた人たちの“いいわけ”を期待してます。どんな“詭弁”を弄するのか、いまから、ワクワクします。

あっ、でも、FH ホモの患者の予後が劇的に改善されることを望んでいる事は、間違いないですよ！！私が嫌いなのは、大して意味のないことや無益な事を、さも、有益かのごとく装い、施し、善人面している人たちですから。（善人面が無知による結果であっても）


以上は、業界の人向けの“薮にらみ”かなぁ～？ここからは、一般の人向けのよた話。


食物繊維と聞いて、漠然とイメージする事は、、、


体に　(・∀・)イイ・・・・・


だよねぇ。でも、そうでもないんだよって言われたら、どう思うだろうか？

普通の人は、ただ、「へぇ～、そうなんだぁ」って感じかな？

でも、積極的に「体にいいです。積極的に摂取してください」なんて言ってた人たちにとっては、「へぇ～、そうなんだぁ」で済む話じゃないだろうね。いろいろとイイワケを考えなきゃならないから？

ちょっと、面白いから、引用しときましょ。
<blockquote>No. 12-0405-02

食物繊維と憩室症
 Dietary Fiber and Diverticulosis
 2012 April 05


確固としたエビデンスではないが、定説では、高繊維食は憩室症を予防するとされている。この説を検討するためにデザインされた横断的研究で、結腸鏡検査（主としてルーティンのスクリーニング）を受けた成人2,100人を対象に、詳細な食物摂取頻度調査票による調査が行われた。対象者は、前年の「普段の食事」を反映する回答をするよう求められた。繊維摂取の最高四分位群の摂取量は、最低四分位群の3倍高かった。
 
結腸鏡検査により対象者の42％に憩室症が認められた。補正後の解析では、高い繊維摂取は憩室症の有病率がより低いことと関連していなかった。それどころか、憩室症の有病率は、もっとも繊維摂取が高い群でもっとも高かった。繊維の種類（水溶性、不溶性、穀類由来、果物や野菜由来）のいずれも、憩室症の有病率が低いことと関連していなかった。排便頻度は食物繊維摂取量と関連していなかった。患者による便秘の報告は、憩室症の有病率と関連していなかった。

コメント：以上の結果は、高繊維摂取が憩室症を予防するという思い込みに異議を唱えるものである。この研究の明らかな限界は、現時点で回答された繊維摂取は長期間の食習慣を正確に反映していない可能性を否定できないことである。著者らは、成人の食事が長期にわたって劇的に変わることはないことを示唆する研究を引用して、この懸念に応えている。今回の研究は、確かにこの問題に対する最終的な解答ではないが、結果は、高繊維食を忠実に守っていたにもかかわらず、憩室症または憩室炎がみつかり不信をあらわす患者に対して、安心させるような説明を与えている。

- Allan S. Brett, MD
 
Published in Journal Watch General Medicine April 5, 2012
 
CITATION(S):
 
Peery AF et al. A high-fiber diet does not protect against asymptomatic diverticulosis.Gastroenterology 2012 Feb; 142:266. (<a target="_blank" href="http://dx.doi.org/10.1053/j.gastro.2011.10.035">http://dx.doi.org/10.1053/j.gastro.2011.10.035</a>)
 Medline abstract(Free)
</blockquote>
何かが、「良い」とか「悪い」・・とか。人間は、とにかく、身の回りの現象（健康とか病気についても）に理由を欲しがる。理由があるから結論があると思っている。結論が目に見えるから、原因も目に見える（現代の科学技術で解明できる）と思っている（「理由無き反抗」は気持ち悪い。気持ち悪いから印象に残る。このタイトルし凄い！関係ないけど）。

でも、結果があっても、原因が究明できない事なんて、いっぱいあるんだよね。

そんな中で、人間は、「見たいものしか、見えない」「見たいものを、見る」。<a target="_blank" href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%A6%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%82%A8%E3%82%B5%E3%83%AB">カエサル</a>も言ってるようにね。


経験的に、なんとなく、、、思い込んでいた事が、「えっ！？お前も、そう思ってた（感じてた）？」「やっぱりねぇ、そうなんだよねぇ・・・」、、、、「真実じゃないの？」、、、、「これが、真実である」と。

なんとなく、“２つの桃のルール”の話に似ている。
<blockquote>ある村にとてもおいしい桃の取れる木があった。収穫シーズンになると村人が収穫を争って死人が出るほどだった。そのため、村長は「一人、２つまで。ルールを破ったら追放」という決まりを作った。それで争いは一切なくなった。

なん世代も後になって、桃の木は、こぼれ種などから本数を増やし、２つの桃のルールを守らずとも全員にいきわたり、かつ、たくさんの余りができるまでになったが、誰も、そのルールを破らなかった。

ある時、子供が大人に向かって、「これだけ、桃がたくさんなっているのに、どうして、一人２つしかダメなの？」と尋ねたところ、「昔からそうだからさ。それを破ると死人が出るんだそうだ。そんなことはゴメンだ」。</blockquote>
と。

放射線やコレステロールに限らず、「なんか、悪い！」なんてのは、こんな感じでコンセンサスが形成されたんだろうね。コンセンサスが形成されたら、後は、、、エビデンスだって同じ事。見たい事が見えるようにプロトコルを組む。この際、二重盲検に意味は無い。


話は、突然、飛ぶんだけれど、実は、この“２つの桃のルール”ともう一つの寓話は、学生相手に、初日にレクチャーする為の資料としている。来月（5月）から、また、二名を指導する予定なのだが、私の施設のホームページから、このブログまでたどり着いた学生は、未だかつて、いない。だから、もう一つの寓話も書いちゃおう！！

それは、、、“バナナを取れない猿”って話
<blockquote>オリの中に５匹の猿と階段がある。階段を上がると手の届くところにバナナが吊り下げられている。猿は階段を上りバナナを取ろうとするが、階段に触れた瞬間に、“全部の”猿に冷水を浴びせるような仕組みがが備えられていた。

しばらく嫌な経験を繰り返すと、ある時から、一匹の猿がバナナを取ろうと階段に向かった瞬間に、他の猿がその猿を全力で阻止し、袋叩きにするようになる。その時点（条件づけが終了）で、冷水の装置は取り除き、猿を一匹だけ入れ替える。当然、入れ替えられた猿は何も知らないので、階段の上のバナナを見つけ、取りに行こうとするが、他の４匹の猿が全力で阻止する。新しい猿は、何度か階段にアプローチするが、毎回阻止されるため最終的には階段へのアプローチをやめる。

さて、ここで、元々いた猿をもう一匹新しい猿に入れ替える。そうしたところ、同じことが起き、先に入った１匹目の新しい猿も、２匹目の新しい猿を止めにかかる。

最終的に２匹目の新しい猿は階段へのアプローチをやめる。

さにらもう一匹、もう一匹と入れ替えて、もともとの５匹が全部、新しい猿になるまで続ける。

全員が新しい猿に入れ替わった時点で、どの猿も１度も冷水を浴びされた経験はなく、何故、階段に近づいてはいけないかの、もともとの理由を知る猿はいないのにもかかわらず、階段へ近づく猿を全員で阻止する、という行動だけが残った。</blockquote>
文化や伝統の形成も、同じようなプロセスを辿るんだと思うよ。男系天皇なんて、まさにね。前回は、おチャらけたけど、わかってるから、おチャらけちゃうんだよね。]]>
      
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   <title>アテローム血栓性イベントの二次予防におけるボラパクサール</title>
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   <published>2012-04-13T07:19:43Z</published>
   <updated>2012-04-14T00:05:06Z</updated>
   
   <summary>トロンビンは、凝固系開始期に生成されたあと、受容体のリガンドとして血小板の機能を...</summary>
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      <![CDATA[<a href="http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2012/04/13/20120413_YULE_STRUTTIN.html" onclick="window.open('http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2012/04/13/20120413_YULE_STRUTTIN.html','popup','width=300,height=297,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img align="left" hspace="7" src="http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2012/04/13/20120413_YULE_STRUTTIN-thumb.jpg" width="200" height="198" alt="" /></a>トロンビンは、凝固系開始期に生成されたあと、受容体のリガンドとして血小板の機能を促進する効果のほかに、凝固系増幅期に於いて、酵素として第V因子、第VIII因子及び第IX因子を生成させ、血液が固まる方向へと導く。

その他、もろもろの理由で血小板の活性化・凝集から始まる経路も、最終的にはトロンビンによるフィブリン生成による血栓形成にて完結する。

ボラパクサールは、トロンビンの２つの経路のうち、血小板による血液凝固に作用するワケだけど、血小板と凝固系は独立して働いてるワケじゃないので、間接的にトロンビンによるフィブリン生成を抑制する事にもなるだろう（厳密な意味で、アスピリンとワルファリンの使用は峻別できないことにも繋がる）。

さてさて、人間の血液の凝固と溶解のバランスは難しい。

全長何Kmになるのか知らないけれど、全ての血管の各所で、凝固と溶解のバランスは均一ではない。ある部分では凝固する系が優位な状態でバランスし、ある部分では溶解する系が優位な状態でバランスするという感じで恒常性を維持している。全ての場所では、デフォルトで何も起きてないというわけじゃなくって、凝固系と線溶系の応酬の結果、見た目には何も起きていない・・・・という状態で、恒常性は維持されているのだ（そうでなければ、非常事に迅速に対処できない。一流のレーシングドライバーはアクセルを踏みながらブレーキを踏んで速度を調節するのだけれど、それと同じだね。もっとも、この応酬のとんでもなく激しいのは DIC って別の名前が付いてるけど。つまり、デフォでは、血管は血液が漏れる“管”だ。生理的にはありとあらゆる機構を総動員して漏れないようにしている。で、固まりすぎたら、それを溶かして・・・って感じ微調整している）。

そして、局所にてそのバランスが崩れるのが、病気ということになる（アテローム性とか、血流の淀みとか、、、いろいろ定義されている）。

現代医療では、その病気の部分だけに着目して、血が固まらないようにするワケだけど、その事は、別の場所ではバランスを崩すことになり出血する事になる。

局所の非常事態に、全身の“血液の固まり具合”を制御する因子（薬）を入れる事しか出来ないもどかしさが、ここにある。
<blockquote>Vorapaxar in the Secondary Prevention of Atherothrombotic Events

D.A. Morrow and others


背　景

 トロンビンは、プロテアーゼ活性化受容体 PAR-1 を通じて血小板を強力に活性化する。ボラパクサール（vorapaxar）は、PAR-1 の拮抗によりトロンビンの細胞活動を選択的に阻害する新規の抗血小板薬である。


方　法

 心筋梗塞、脳梗塞、または末梢動脈疾患の既往を有する患者 26,449 例を、ボラパクサール（2.5 mg/日）を投与する群とマッチさせたプラセボを投与する群に無作為に割り付け、中央値で 30 ヵ月間追跡した。主要有効性エンドポイントは、心血管系の原因による死亡、心筋梗塞、脳卒中の複合とした。2 年後、データ・安全性モニタリング委員会は、頭蓋内出血のリスクを理由に脳卒中の既往を有する患者に対する試験薬投与の中止を勧告した。


結　果

 3 年の時点で、主要エンドポイントはボラパクサール群の 1,028 例（9.3%）、プラセボ群の 1,176 例（10.5%）に発生していた（ボラパクサール群のハザード比 0.87、95%信頼区間 [CI] 0.80～0.94、P＜0.001）。心血管系の原因による死亡、心筋梗塞、脳卒中、血行再建を必要とした再発性虚血は、ボラパクサール群の 1,259 例（11.2%）、プラセボ群の 1,417 例（12.4%）に発生していた（ハザード比 0.88、95% CI 0.82～0.95、P＝0.001）。中等度～重度の出血は、ボラパクサール群の 4.2%とプラセボ群の 2.5%でみられた（ハザード比 1.66、95% CI 1.43～1.93、P＜0.001）。ボラパクサール群では頭蓋内出血の発生率が高かった（1.0% 対 プラセボ群 0.5%、P＜0.001）。


結　論

 ボラパクサールによる PAR-1 の阻害により、安定したアテローム性動脈硬化症に対し標準的治療を受けている患者において、心血管系の原因による死亡、虚血性イベントのリスクが減少した。しかし、頭蓋内出血をはじめとする中等度または重度の出血のリスクは増加した。（Merck 社から研究助成を受けた。TRA 2P-TIMI 50 ClinicalTrials.gov 番号：NCT00526474）


（N Engl J Med 2012; 366 : 1404 - 13.）
Copyright (c) 2012 Massachusetts Medical Society. All rights reserved.

<a target="_blank" href="http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1200933">http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1200933</a>
</blockquote>
この論文、結論では、薬が効いている記述ではあるが----効いている事は間違いないのだが----、恩恵に与るのは、たかだか1％の人。それに、恩恵だけじゃなくって、出血リスクも増える。

血管の特定部位＝病気の場所だけで、100％血を固まらなくするってことは、簡単だ。大量の薬を投与すればいい。でも、そうすると他の場所では100％出血するってこと。だから、難しい（っていうか、恩恵だけなんて不可能。抗がん剤だって、巷じゃ「効かない」っていわれてるけど、100％がん細胞を殺す事は簡単。でも人も死んじゃうけど）。


こういうことって、たぶん、一般の人には、理解しにくいんだろうな。

「血が固まった事が病気の原因だろ！だったら、血を固まらないようにしてるんだから、再発するなんて、おかしいじゃん！！」「血が固まりやすくなってるから、病気になるんだろ、それを治しただけなのに、なんで、出血するんだ？」って。

一般のドライバーは、ブレーキを踏むときは、必ず、アクセルから足を離している。

アクセルを踏みっぱなして、ブレーキを踏んで速度を調節する・・・・なんてことは、思いも付かないんじゃないかな。

巷で、血液サラサラサプリメントが売れているのも、一般ドライバーのアクセルとブレーキの概念があるからだろう。

しかし、、、、人間の体は、、、、このような、かなり無駄なシステムで維持されている。特に、時間として分単位で変化する生理現象では、こんなのが多い。細胞への Na , K の出入りから始まって、神経の興奮と抑制、出血と止血、赤血球などの血球の供給なども、とんでもなく無駄なことしている。酵素とその酵素の阻害作用を持つ酵素が同時に生成される・・・なんてのは、日常茶飯事。。。

逆に、女性のホルモン周期のように、比較的長いスパンでのものは、アクセルを離してからブレーキを踏む（他のホルモンがとって代わる）みたいなシステムになっているが、数の上から言えば、こういう方が少ないかもね。

人間の生理現象のシステムを全部知ってるわけ無じゃないので、なんとなくだけどね（っていうより、多分、オレ、知ってるのは、ほんの一部・・・）。


性周期っていえば、、、、、こんなのもあった。
<blockquote>健康な成人女性では生理前にヘビを発見する視覚探索能力が亢進する

Premenstrual enhancement of snake detection in visual search in healthy women

08 March Sci. Rep. 2 : 307 doi: 10.1038/srep00307 (2012)

人間は、花の写真よりも、ヘビの写真の方が素早く発見できる能力を有していることがよく知られており、これは画像がカラーでも白黒でも同様である。

本研究では、このような視覚探索実験を計60人の閉経前の健康な成人女性に対して行い、その成績が月経周期を通して変動するかどうかを検討した。

その結果、ヘビを見いだす速度は、卵胞期や排卵期と比較して、黄体期において一時的に加速することがわかった。

これは恐怖の喚起に関係するモジュールの働きに、個体内変動があることを示すはじめての結果であり、健康な成人女性の場合、生理周期でのホルモンの変動に起因する認知特性として機能しているものと考えられる。
</blockquote>
上記引用の京都大学 霊長類研究所の正高 信男、柴崎 全弘らの論文は面白いね。Nature に accept されたものなのだが、“恐怖”の感受性がホルモン変動に起因しているってのが、いろんな意味で面白くって、一人でほくそ笑んでしまった。

というのは、何日か前、テレビで“きみまろ”にスマップの“かとりしんご”が弟子入りするっていうのをみて、きみまろのネタに、娘と笑い転げていたからだ。

「あれから40年・・・・・」「久しぶりの化粧、夫も後ずさり」「久しぶりの化粧、ペットも後ずさり」、、、、これは、恐怖とは、ちと、違うのだが、、、、

きみまろのギャグは、閉経後の“恐怖”感受性がとてつもなく減退してしまった女性の生態を如実にあらわしている。

傍若無人なふるまいに、苦笑を通り越し、不快感までもが、、、、

若い女性の「キャー」という恐怖の叫び声の対比として、あれから40年の女性たちの“茶色い叫び声”は、、、、想像できない、、、っていうか、想像したくない。

オレは、今、とてつもなく、失礼な文章を書いているのだが、きみまろのように、ギャグとして受け入れられるのだろうか？それとも、「中高年女性を笑いものにした」かどで、罰せられるのだろうか？


これって、mTOR に似てる。

mTOR 、生命現象のいろんな所で顔を出す。オートファジーだったり、免疫だったり、癌だったり、栄養だったり、最近じゃ、ご長寿って現象にもかかわっているらしい。

情報伝達の中継・・・がメインの仕事らしいんだけど（全貌が解明されたわけじゃない）、、、、

まわりの雰囲気に合わせて、いろいろな現象の仲介をしてるんだろう。。。。

“中高年”をネタにしても、笑ってくれる場合もあるし、顰蹙を買う場合もある。ようは、“場の雰囲気”次第ってことだ。

同時に入る情報の“順列・組み合わせ”で、アウトプットが変化する・・・・。


今回の、ご長寿と糖耐性の減少とインスリンへの非感受性の分離も、かなり、怪しいもんだが、真実だとしたら、“中高年”をネタにした時に、絶対、ギャグとして受け入れられる方法も、ありそうだね。

（きみまろの雰囲気はオレには絶対、醸せないから、むずかしいだろうなぁ・・・）
<blockquote>応答におけるラパマイシンの作用を明らかにする(Dissecting Rapamycin Responses)

Science March 30 2012, Vol.335

マウスや他の生きものの薬剤ラパマイシンによる長期治療は、寿命を延ばすことになる。

しかし同時に、その薬は、代謝制御とインスリンの作用とを破壊する。

Lammingたちは、遺伝子改変マウスにおけるラパマイシンの作用を解析し、嬉しいことに、それらラパマイシンの2つの作用を分離しうることを発見した(p. 1638; またHughesとKennedyによる展望記事参照のこと)。

ラパマイシンは、mTORC1として知られるタンパク質キナーゼ複合体を抑制していて、これがこの薬剤の寿命延長効果のほとんどを担っているらしい。

しかしながら、ラパマイシンはまた、mTORC2として知られる関連した複合体にも作用していて、ラパマイシンはmTORC2の作用を乱し、糖耐性の減少とインスリンへの非感受性という糖尿病様の症状を産み出している。

Rapamycin-Induced Insulin Resistance Is Mediated by mTORC2 Loss and Uncoupled from Longevity</blockquote>]]>
      
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   <title>なんで、ファイザーじゃなくって、アボットなんだろう？</title>
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   <published>2012-04-09T01:45:51Z</published>
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   <summary>今年も、愛車が花粉の被害にあいました。（before） しかし、昨年、教えてもら...</summary>
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<br clear="left">
<a href="http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2012/04/09/20120409_GTR_roof_after.html" onclick="window.open('http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2012/04/09/20120409_GTR_roof_after.html','popup','width=800,height=600,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img align="left" hspace="7" src="http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2012/04/09/20120409_GTR_roof_after-thumb.JPG" width="200" height="150" alt="" /></a>しかし、昨年、教えてもらった“お湯”で治療しました。（after）

効果は、劇的！特効薬です。お湯！

写真ではわかりづらいですけど、ルーフに映りこんでいる車庫の“屋根の骨”部分に注目してもらえるとわかりやすいかも。

ここにある“水滴のしみ”のようなものが“花粉のしみ”です。花粉が車体に積もった後、雨に降られると発症します。青空駐車場なら綺麗に流れちゃうのでしょうが、中途半端に屋根があるといけません（ガレージ欲しいっス）。この“シミ”、車用洗剤でも落ちません。でも、沸騰させたお湯をかけると「アラ不思議」、綺麗に消えちゃうんですよね、これが。

でも、2～3ヶ月放置プレーで固着？させちゃうと、無理みたいです。

去年は放置で痛い目にあいましたからね。。。。。


というわけで、、、本題。

アボットがALK融合遺伝子を検出するFISHキットの承認を獲得した！！

「<a target="_blank" href="http://marinn.cocolog-nifty.com/mmm/2010/12/eml4-alk-mutati.html">EML4-ALK Mutations in Lung Cancer That Confer Resistance to ALK Inhibitors</a>」でも取り上げた、クリゾチニブ、、、この時のエントリーは、ALK融合遺伝子陽性肺がんの特効薬で、すでに“耐性”がみられたよって内容をネタにしたんだけど、ようやく、日本でも、承認され保険で使えるようになった。。。。

かなり、遅いねぇ、日本の薬事行政は、、、、、あっ、だけど、後から「なんだかんだ」いう人たちもいるから、しょうがないのかも・・・日本では。それに、抗生物質の耐性獲得とは、まったく違うから、遅いからって、使い物にならんってこともないしね。

というわけで、今回は、そんなことはどうでもいいんだけど、このクリゾチニブ、echinoderm microtubule associated protein-like 4（EML4）遺伝子とanaplasticlymphoma kinase（ALK）遺伝子が染色体転座により融合した遺伝子を有する肺がんにだけしか効かないので、その融合遺伝子を“検出”しなきゃならない。

EML4 + ALK のない肺がん患者には、まったく無意味だから。

で、日本人の場合、このタイプは、全肺がん患者の5％くらいなんだとさ。

面白い事に、この検出キットは、クリゾチニブを作ったファイザーじゃなくって、アボットが開発したとの事。

なんで、ファイザーじゃなくって、アボットなんだろう？

アボットが作ってくれなかったら、どうするつもりだったんだぁ？ファイザーは？

えっ？そんな心配はない？みんな金のなる木には群がるから？？


非小細胞肺癌患者におけるALK融合遺伝子の検査については、日本肺癌学会が“肺癌患者におけるALK遺伝子検査のてびき”をまとめ、ALK遺伝子検査のアルゴリズムを作成しているとのこと。

ここでは、まず、、、

免疫染色法によってALK融合遺伝子の産物であるたんぱく質を評価する。
免疫染色で陽性の結果が得られれば、FISHによってALK遺伝子が転座したこと（つまりALK融合遺伝子ができてしまったこと）を検出するという手順を示しているらしい。

免疫染色が陰性であっても、40歳以下で非喫煙者、粘液産生を伴う篩状増生パターンを示す腺癌、印環細胞癌、TTF-1陽性粘液産生性腺癌など形態学的特徴を示しALK融合遺伝子陽性肺癌が疑われる場合はFISHによる確認を行ってもよい、としているとのこと。


<a href="http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2012/04/09/20120409_VAN_HALEN.html" onclick="window.open('http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2012/04/09/20120409_VAN_HALEN.html','popup','width=500,height=500,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img align="left" hspace="7" src="http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2012/04/09/20120409_VAN_HALEN-thumb.jpg" width="200" height="200" alt="" /></a>・・・・40歳以下で非喫煙者ってのは、どういう意味なんだろう？

ということは、40歳以上で、喫煙者は、差別される？？

えっ？40歳以上までタバコを吸ってる人が肺がんになった時には、他の遺伝子が<a target="_blank"  href="http://marinn.cocolog-nifty.com/mitsuko/2010/05/post-d1bf.html">壊れまくっているから</a>？「念のために」なんて必要ない？？

まっ、世の中、よくわかんない事なんてざらにあるし、とってつけたような理由を聞いても、印象に残んないしね。知りたくも無いかっ！

それに、科学に“人間主義”を持ち込むと、“現象”の解釈はアンビバレントになっちゃうしね。

そう、以下なんかは、悩ましいよねぇ！タバコを吸ってて死の淵から生還した者は、アルツハイマーになりにくいってんだから。
<blockquote>喫煙関連がんサバイバーのADリスクは74％低下、でも別のリスクが上昇

[2012年3月13日]
米フラミンガム心臓研究

　米ボストンVAメディカルセンターのJane A. Driver氏らは、地域人口を対象に長年行われている前向きコホート、フラミンガム心臓研究から、がんとアルツハイマー病（AD）の関連に関する報告を2012年3月12日のBMJ（2012; 344: e1442）で行った。それによると、がんサバイバーのADリスクはがんに罹患しなかった人に比べ33％減少、特に喫煙に関連するがんのサバイバーでは74％ものリスク低下が見られた。一方、追跡期間中にADと診断された人がその後がんを発症するリスクは61％低下していたという。ただし、もちろん喫煙関連がんから運良く生還できて、ADリスクも低くてもハッピーエンドというわけではないようだ。同氏らは喫煙者では別のリスクが上昇していたとの結果も示している。そのリスクとは？

「がんと神経変性疾患は共通の経路を介して発症」

　がんサバイバーのADリスクの低下、およびAD患者のがんリスク低下を示唆した報告は過去にいくつか行われている。パーキンソン患者でも同様の報告がある。がんとADなどの神経変性疾患の一部にはp53などの遺伝子の関連のほか、共通の経路が見いだされているとDriver氏ら。同じ経路が受けるシグナルにより、がんでは無限の細胞増殖が起こる半面、神経変性疾患の場合では細胞のアポトーシスにつながると考えられており、新たな治療標的としても注目されるという。

喫煙関連がんサバイバーは脳卒中リスクが2倍

　今回の検討ではフラミンガム心臓研究の参加者のうち、ベースライン時（1986～90年）に認知症のない65歳以上の1,278人（男性38.8％）が対象とされた。がんサバイバーは176人（平均年齢77歳）、がんの既往のない人が1,102人（同76歳）だった。

　10年（中央値）の追跡期間中、221例がADと確定診断（probable AD）された。年齢、性、喫煙の有無を補正した後の、がんサバイバーの非がん患者に対するAD確定診断のハザード比（HR）は0.67（95％CI 0.47～0.97）であった。喫煙と関連するがんサバイバーのHRは0.26（同0.08～0.82）と特にリスク低下が大きかった。一方、喫煙に関連しないがんサバイバーのHRは0.82（同0.57～1.19）。

　しかし、喫煙関連がんサバイバーでは非がん患者に比べ脳卒中の発生リスク増加が認められた（HR 2.18、95％CI 1.29～3.68）。

　コホート内症例対照解析によるAD確定診断患者のその後のがんのリスクは対照群に比べ低下（HR 0.39、95％CI 0.26～0.58）。同様の傾向はADと推定された患者（possible AD、HR 0.38）およびすべての認知症患者（0.44）で見られた。

　また、80歳以上の生存者だけを対象としたサブグループ解析においても、がんの既往とADの逆相関、喫煙関連がんサバイバーの脳卒中リスクは同様に確認された。

　Driver氏らは今回の研究の強みとして、50年あまりの長期にわたる前向きコホート研究により、先行研究で指摘されていたがん患者の選択的死亡（selective mortality）やADの過小診断の問題を少なくできたことなどを挙げている。一方、今回の検討以前にがんにより亡くなった人は含まれていないなどの限界があるとしている。しかし、今回は、生存バイアスの影響を減らすべく複数の手法を用いており、従来指摘されていた、がんとADの逆相関の可能性を支持するものだと述べている。
</blockquote>]]>
      
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   <title>うんちの移植</title>
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   <published>2012-04-03T01:35:22Z</published>
   <updated>2012-04-09T02:27:10Z</updated>
   
   <summary>実際には、ドナーの“うんち”を生食に溶いて肛門から注入するんだって。口からチュー...</summary>
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      <![CDATA[<a href="http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2012/04/03/20120403_toriyama.html" onclick="window.open('http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2012/04/03/20120403_toriyama.html','popup','width=300,height=300,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img align="left" hspace="7" src="http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2012/04/03/20120403_toriyama-thumb.jpg" width="200" height="200" alt="" /></a>実際には、ドナーの“うんち”を生食に溶いて肛門から注入するんだって。口からチューブを入れて、注ぎ込む場合も、あるらしいけど。

効果は、“劇的”らしいんだけど、現代人の“衛生感覚”からすると、かなり違和感がありそうだね。

基本的には、“細菌の移植”ってことなんだけど、、、、この細菌、、、人が認識している種類は、地球上に生息する全体の1％にも満たないってんだから、“うんち”そのものを移植するのが手っ取り早いわけ。だって、人間の“浅知恵”で“選択”したって、効果が無いんだもん。

っていうか、細菌のことを邪険にしすぎぃ～現代人。

っていうか、細菌は“悪者”扱いされてるけど、ほんとかな？
<blockquote>No. 12-0322-04
便移植はC. difficile大腸炎に有効である
 Fecal Transplantation Works forC. difficileColitis
 2012 March 22

経口抗菌薬療法を受けているにもかかわらず遷延する（しばしば何ヵ月も）Clostridium difficile大腸炎に苦しむ患者は、世界中の医師にとって難しい課題となっている。C. difficile感染症（C. difficile infection：CDI）に対する治療の大半とは異なり、便移植は疾患の根絶にきわめて有効であると言われているが、その成功を支持する公表されているエビデンスのほとんどは事例的である。今回、フィンランドの研究者らは、便移植による治療を受けたCDI患者について、これまでで最大規模の症例シリーズを提示している。
CDIに対して抗菌薬を最大で12コース投与された成人70人（平均年齢73歳、外来患者86％）から得られたデータがレビューされた。大部分の患者は3～6コース投与されている。便提供者の大半は、患者の近親者であった。移植は同一のプロトコールを使用して行われ、経口polyethylene glycol溶液による腸の前処置のあと、大腸内視鏡を通して便を盲腸に注入した。

移植の3ヵ月後、患者70人のうち66人が症状の完全な消失を報告した。反応しなかった患者4人は全員が、他の重篤な医学的疾患に加えて、C. difficileのなかでも病原性の高い027株を有しており、移植から3ヵ月以内に全員が死亡した。移植の翌年には、さらに4人の患者が再発し、そのうち2人は抗菌薬による治療が奏効し、残り2人は便移植を再び受けた。移植による合併症は報告されていない。


コメント：今回の研究で報告されている94％という高い根絶率を達成したC. difficile治療は、比較的軽度の疾患を有する患者の場合でさえ、他に報告されていない。移植を手配するための後方支援がそれほど困難でなければ、便移植はおそらくCDI治療のゴールドスタンダードになるであろう。残念なことに、組織化されたプロトコールが整備されていなければ、この治療はほとんどの医師にとってまだ手の届かない治療法である。

- Abigail Zuger, MD
 
Published in Journal Watch General Medicine March 22, 2012
 
CITATION(S):
 
Mattila E et al. Fecal transplantation, through colonoscopy, is effective therapy for recurrentClostridium difficileinfection.Gastroenterology 2012 Mar; 142:490. (<a target="_blank" href="http://dx.doi.org/10.1053/j.gastro.2011.11.037">http://dx.doi.org/10.1053/j.gastro.2011.11.037</a>)Medline abstract(Free)
</blockquote>
たとえば、現代人は、そこに細菌がいれば、ヒトの体は炎症を起こすって思っている。炎症は“細菌の側”によるものだって。。。。でも、違うんだよねぇ。

炎症って、ヒトの側が細菌を排除する為に起こす生理現象なワケぇ。だって、細菌は炎症を鎮める物質、作ってるんだよぉ～。

炎症が起きないようにしたほうが、細菌にとっては、「オッケェ～」な環境なんだよねぇ。だから、ヒトが“抗炎症剤”なんか飲んじゃうと、“細菌の思う壺”なんじゃないかなぁ！
<blockquote>医学：細菌による宿主免疫の抑制

Nature 483, 7391 (Mar 2012)

細菌の侵入に対して宿主が起こす炎症反応は、自然免疫防御の重要な機序となっており、また病原体にとっては抑制すべき明らかな標的である。

細菌のこうした抑制機構の1つが今回報告された。

フレクスナー赤痢菌（Shigella flexneri）は感染時に多数の病原性因子を宿主細胞へ移動させる。

このようなタンパク質の１つであるIII型エフェクターOspIはグルタミンデアミダーゼで、UBC13を特異的に修飾することでTRAF6-NF-κB炎症性シグナル伝達を阻害して、宿主の急性炎症反応を抑制する。

Letters to Nature p.623
</blockquote>
ヒトに、ホントに悪さする細菌は、炎症を起こして排除しなくっちゃいけないんだけどぉ、過剰に炎症が起こっちゃったんじゃ、良くないじゃない？

だから、ホドホドのところで、炎症と抗炎症がパランスとれれば、結果オーライ。っていうか、人間の体って、基本的には、結果オーライでオメオスタシスなんだよねぇ。だって、進化の結果だもん。抗炎症には、こんな“細菌の力”も借りてるんだよね！きっと。

みんな、わかったかなぁ？むやみに細菌を殺しちゃいけない事。


・・・・・あぁ～、なんか、疲れるな、こういう口調。。。（ちょっと、ローラを意識してみました。最近、ローラが気になってしかたありません。ローラ、手元に置いておきたいです。西城秀樹のローラじゃないぞ）

というわけで、今回は“ウジ療法”に匹敵するインパクトを持った治療法をネタにしてみました。“ウジ療法”はYouTube で『マゴットセラピー』って検索するといいかもです。（もしくは、<a target="_blank" href="http://ohno.coresv.com/lecture/topics/topics_no.cgi?mode=allread&pastlog=0004&no=2041&page=570&act=past#2041">こちら</a>）


と、こんな事を書いていたら、ふいに芥川龍之介の“薮の中”を思い出した。（<a target="_blank" href="http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/179_15255.html">青空文庫でよめるので、興味のある方はこちら</a>）

これって、一つの事件を、いろんな人の証言？で“表現”していて（相互に矛盾しちゃって）、、、、それだけで終わってるんだよね。小説では、普通、犯人の視点で事件が克明に記されるか、あるいは名探偵が最後に謎を解明かし、事件の全貌が読者にわかるしかけになっているんだけど、“薮の中”では、それがない。

でも、現実の社会では、名探偵はいない。

そして、面白い事に、一つの事象に、多数の解釈が付く。現代人は、その解釈の事を“真実”と呼ぶ場合が多い。

人が人を殺す。。。この事象は唯一つ。しかし、その背景は様々。いわゆる動機ってヤツ。この動機により、罪の重さは変化し、刑罰に差が付く。そんなことは、誰でも知っているんだけど、人は自分の見たいものを見、自分の納得のいく解釈をしたがるから、「俺の“見方”“解釈”が真実だ」ってなっちゃう。


ここまで書けば、感の良いみなさんはピンと来ると思うけど、医療とはまさにコレ。

生物学的な現象は一つでも、その解釈は人によってそれぞれ。偉い学者さんや権威筋が「コレコレこうである」と言っちゃったりすると、、、、、。

そこに形成されるコンセンサスが、いわゆる“真実”と呼ばれることになるんだろう。「俺は、あの先生が言ってる事が正しいと思うよ。だから、それが真実なんだよ」って。生命現象に個人差があるわけだから、たまたま経験が合致しちゃったりしたら、そりゃ、真実だって思うよね。

こんな話は、何も細菌だけに限らず、コレステロールにしたって同じ事。

偉い学者さんや権威筋の人たちは、小説“薮の中”の木樵だったり、旅法師、放免、媼、多襄丸の白状、清水寺に来れる女の懺悔、巫女の口を借りたる死霊の物語だったりするわけだよ。

おもしろいね。


話は変わるけど、世の中には、こういうことを理解していない人たちが、少なからずいるのも事実。

<a href="http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2012/04/03/20120403_MBTI.html" onclick="window.open('http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2012/04/03/20120403_MBTI.html','popup','width=1228,height=535,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img align="left" hspace="7" src="http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2012/04/03/20120403_MBTI-thumb.png" width="200" height="87" alt="" /></a>どこで拾ったんだか、忘れちゃったけど、確か「チーム医療がどうたらこうたら」で、「だから、そいうい“個性”をチームで役に立つ人材にするには、これを知っとく必要があるよ」みたいな話のなかで使われた図がコレ。

この図の、心の働き（1）［感覚機能]のところに書いてあるタイプ、「・・・・事実は一つと思う」っていうひと、いるよねぇ。医療のほかでも、歴史小説とか読んで、大東亜戦争の意味とか考えちゃうタイプ。。。。そして、真実はコレである、、とか言っちゃうタイプ。

いや、ただ、それだけなんだけどね。]]>
      
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   <title>MRSA肺炎に対しlinezolidはvancomycinに勝る？　『女か虎か？』</title>
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   <published>2012-03-28T03:45:54Z</published>
   <updated>2012-03-28T03:55:48Z</updated>
   
   <summary>『女か虎か』という短編ミステリーをご存知だろうか？　1882年に発表されたから、...</summary>
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      <![CDATA[<a href="http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2012/03/28/20120328_woman_or_tiger.html" onclick="window.open('http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2012/03/28/20120328_woman_or_tiger.html','popup','width=355,height=236,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img align="left" hspace="7" src="http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2012/03/28/20120328_woman_or_tiger-thumb.jpg" width="200" height="132" alt="" /></a>『女か虎か』という短編ミステリーをご存知だろうか？　1882年に発表されたから、いわゆる古典ってヤツなのだが、、、、

こんな古いんだから、あらすじを書いてしまっても、「問題にはならんだろう？」ってことで、ちょっと書いちゃうけど、、、、

このミステリーの舞台は、とある未開の地の王国。王様の権力は絶対で絶大。この国には“王の闘技場”なるものが存在し、普段は遊技場、なにかしらのトラブルが発生したときには、裁判所みたいな機能をする。

--- 映画、グラデュエーターの闘技場を思い出してもらえれば、当たらずとも遠からず？ ---

で、トラブルの当事者は、その闘技場に引っ張り出される。そこには二つの扉があり、その一つには飢えた虎が、もう一つには美女がはべっている。王様と民衆が見守る中、被告人は、どちらかの扉を選択しなければならない。

女が出るか虎が出るか？彼に知る由はない。王様も知らない。もちろん、民衆も知らない。すべては神のみぞ知る。

この王国では、この白洲を乗り切れば、全てのトラブルは不問に付され、美女を選択できれば、それ以降、生涯、その美女と添い遂げられる仕組みになっている。もちろん、それ以前に彼に妻がいようと、恋人がいようと、よりを戻すことは許されず、その美女と生涯を供にしなければならない。

いわゆる過去を一切捨て去り“生まれ変わる”事を強要されるのだ。

そういう状況設定の中で、、、、、

ある一人の青年が、王女と恋をした。相思相愛ではあったが、青年の身分は低く、とてもつりあう間柄ではない。

ある時、二人の恋が王に知れ、青年は“王の闘技場”に立たされることになる。もちろん、王女も見守る中で、究極の選択を強いられる・・・・。

しかし、王女は、青年が闘技場に立たされるよりも前に、あらん限りの手を尽くし、どちらの扉に虎がいるのかを突き止めていた。

青年は、王女なら自分のために、この情報を得ることを確信していた。

そして、、、闘技場に立った青年は、王女に力強い視線を投げかける。王女もそれに答えて、恋人にだけわかる仕草で、右の扉を示した。

青年は、それを信じて、右の扉の前に立つ。。。。。


このミステリーでは、結末は書かれていない。

ただ、王女は、悩んでいた。恋人が虎に食われてしまうことには耐えられない、でも自分よりもずっと美しい処女が彼の元に寄り添うのもまた耐えられない。王女は悩んだ末に結論を出し、若者に右の扉を示す。王女が示した扉は果たして？ － 『女か虎か?』と。
　
　
　
さて、今回のタイトルは、「MRSA肺炎に対しlinezolidはvancomycinに勝る」だ。【Journal Watch Online日本語版】より転載。

今回は、まず、Linezolid が高額であることを知って、驚いた。（linezolidの価格はvancomycinの10倍超）と書いてある。びっくりしたので、薬価本を開いて確認してしまった。１０倍ではなかったが、linezolid ＝ ザイボックス錠600mg は１錠、約13,000円。一日2回飲むから、一日26,000円の計算。注射もあるけど、一日の値段は似たようなもの。

いやー、それでも、「MRSA肺炎に対しlinezolidはvancomycinに勝る」ってんなら、それも仕方ないのかなぁ・・・・って、じっくり読み進んだら、、、、、
<blockquote>No. 12-0313-03 
MRSA肺炎に対しlinezolidはvancomycinに勝る
Linezolid Bests Vancomycin for MRSA Pneumonia
2012 March 13

 vancomycinは、その毒性と複雑な薬物動態にもかかわらず、すべてのメチシリン耐性黄色ブドウ球菌（methicillin-resistant Staphylococcus aureus：MRSA）感染に対し、これまで頼りにされてきた薬物である。いくつかの研究では、linezolidはvancomycinと同等または同等以上に有効であったが、そのような研究では、概して、vancomycinの血中濃度に基づく至適な投与が行われていなかった。

最近、linezolidの製薬企業が支援した多施設ランダム化二重盲検試験において、MRSA肺炎を有する成人の治療について、これら2つの薬物が比較された。それぞれの試験実施施設において、盲検化されなかった薬剤師が、トラフ値にしたがってvancomycinの投与量を調節した。

投与終了から7～30日後に臨床治癒が達成されたのは、linezolid投与群の58％（165人中95人）、vancomycin投与群の47％（174人中81人）であり、有意差が認められた（P＝0.04)。linezolid投与群は、投与中および投与後ともに、MRSAが根絶される割合が高かった。有害事象および治療を制限する事象の発生頻度は、両群で同様であった。腎不全がvancomycin群でより多くみられたのに対し、linezolidに特徴的な問題である血液毒性の発生率は、両群で同等であった。これらの観察結果にもかかわらず、60日間の全死因死亡率は両群で同等であった。

コメント：この研究から、MRSA肺炎の治療において、linezolidはvancomycinと同等またはそれ以上であること、およびlinezolidの平凡な成績が確認された。エディトリアル執筆者は、この研究の方法論を賞賛し、linezolidがvancomycinを上回るいくらかの利点を有するかもしれないと認めている。しかし、費用を考慮すべきであること（linezolidの価格はvancomycinの10倍超）と、生態学上の懸念があること、すなわちlinezolid耐性のMRSAがすでに報告されている（JAMA 2010; 303:2260：http://dx.doi.org/10.1001/jama.2010.757）ことも、われわれに思い起こさせている。

— Abigail Zuger, MD

Published in Journal Watch General Medicine March 13, 2012

CITATION(S):

Wunderink RG et al. Linezolid in methicillin-resistantStaphylococcus aureusnosocomial pneumonia: A randomized, controlled study.Clin Infect Dis 2012 Mar 1; 54:621. (http://dx.doi.org/10.1093/cid/cir895)
Original article(Subscription may be required)
Medline abstract(Free) 

Torres A. Antibiotic treatment against methicillin-resistantStaphylococcus aureushospital- and ventilator-acquired pneumonia: A step forward but the battle continues.Clin Infect Dis 2012 Mar 1; 54:630. (http://dx.doi.org/10.1093/cid/cir907)
Original article(Subscription may be required)
Medline abstract(Free)
</blockquote>
ななななななな、なんとぉ、、、、『これらの観察結果にもかかわらず、60日間の全死因死亡率は両群で同等であった』って書いてある。

おいおい、これって、大どんでん返しっていう意味じゃ、完璧にミステリーじゃないのぉぉぉ！！


昨日は、「エピネフリンが最終的には意味が無い」ってエビデンスを取り上げた。

そして、医学的には意味は無くとも、社会学的には意味はあるとも書いた。

今回は、投与終了から7～30日後に臨床治癒が達成され、効果は linezolid が勝った・・・・・・しかし、60日間の全死因死亡率は両群で同等であった・・・と。

この結果に、10倍じゃなくって、日本じゃ約4倍高いザイボックスを使うことに、社会学的な意味があるという自信が、揺らいでしまった。


と、真面目ぶってもしょうがないので、、、今回は、この論文著者の、小説家としての資質を考えてみた（なんだソレ？）。

要するに、この「しかし、60日間の全死因死亡率は両群で同等であった」って部分の持っていき方ですね、肝は。


今回のような「MRSA肺炎に対する linezolid と vancomycin の効果の比較」みたい場合、最後に、この“落ち”を持ってきたあたりは、かなり、いけてると思います。


『女か虎か？』のように、物語中に示された謎に明確な答えを与えないまま終了することを主題としたストーリーのこと、リドル・ストーリー（riddle story）というのだそうだ。

「MRSA肺炎に対する・・・・」でも、60日間の死亡率なんて、示さないことも出来たはずだし、今後の検討課題とすることもできたはずだ。

他の論文でも、「今後の検討課題である・・・」みたいに、リドル・ストーリーになっているものはある。しかし、それは、結論は延長線上のようなものだよと、読者を“誘導”する“余韻”を感じさせるものばかりだ。

で、結局、そのとおりの結果だとして、面白くもなんとも無い。

「そんなこと、予想できた事だろ？」みたいに。


でも、予想（期待）を裏切る結果を示されると、俄然、読み手にも力が入る。

そして、敢えて、こうすることで、少なくとも、MRSA肺炎に対しては、linezolid はイイですよって印象付けられる。全死因なんだから、linezolid とは関係ないぜ！みたいな印象も含めて。。。。

そんな、薮にらみに走ってしまった、今日この頃でした。


逆に、最初に思わぬ結果が得られたレポートでは、リドル・ストーリーにした方が、いいのかも。どうなるのか、ワクワク、ドキドキ・・・・って？

次の一報「不眠症治療薬が死亡率の上昇と関連」では、どうだろう？
<blockquote>No. 12-0313-01
不眠症治療薬が死亡率の上昇と関連
Insomnia Drugs Linked to Increased Mortality
2012 March 13
 
 多くの成人が不眠に対して催眠薬を服用するが、催眠薬は癌および死亡のリスク上昇と関連があるとされている。研究者らは、催眠薬の処方を受けた10,531人の症例患者（平均年齢54歳）の医療記録と、催眠薬の処方を受けていないマッチされた23,674人の対照群の医療記録を解析することにより、これらのリスクの程度を明らかにした。死亡に関するデータは、Social Security Death Indexを用いて取得した。

平均で2.5年間のフォローアップの後、催眠薬の処方を受けた患者の6.1％、処方を受けなかった患者の1.2％が死亡していた。複数の変数（例：年齢、喫煙状況、体格指数［body mass index：BMI］など）で補正し、複数の併存疾患によって層別化したところ、非使用者と比較した全死因死亡のハザード比（hazard ratio：HR）は、年間1～18回分の処方を受けた患者で3.6、年間18～132回分の処方を受けた患者で4.4、年間132回分を超える処方を受けた患者で5.3であり、用量反応関係がみられた。解析をもっとも一般的に処方される催眠薬のzolpidemまたはtemazepamに限定しても、結果は同様であった。あらゆる催眠薬で年間132回分を超える処方を受けた患者は、癌のリスクも有意に上昇した（非使用者と比較したHR 1.4）。

コメント：今回の研究において、催眠薬の処方を受けると、年間18回分以下の場合でも、全死因死亡リスクが上昇し、頻回の処方を受けると（年間132回分超）、癌のリスクが上昇した。研究のデザインを考慮すると、今回の研究は、催眠薬が死亡や癌を引き起こすという証明にはならない。また、著者らは、うつ病、不安などの精神科的診断をコントロールすることができなかったため、交絡因子が残っていた可能性がある。とはいえ、一般的に処方されるこれら薬物の安全性について、著者らは適切にも疑問を投げかけている。

— Paul S. Mueller, MD, MPH, FACP

Published in Journal Watch General Medicine March 13, 2012

CITATION(S):

Kripke DF et al. Hypnotics' association with mortality or cancer: A matched cohort study.BMJ Open 2012 Feb 27; 2:e000850. (http://dx.doi.org/10.1136/bmjopen-2012-000850)
Original article(Subscription may be required)
Medline abstract(Free)
</blockquote>

ちなみに『女か虎か？』、私は、王女には虎の扉を指し示して欲しい・・・・・。
(^o^)／]]>
      
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   <title>日本発のエビデンス、院外心停止例のエピネフリン投与に疑問符</title>
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   <published>2012-03-27T03:27:09Z</published>
   <updated>2012-03-27T07:08:23Z</updated>
   
   <summary>ショッキングな結果だったんだけど、でも、よく考えてみると、当たり前のことかも。 ...</summary>
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      <![CDATA[<a href="http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2012/03/27/20120327_CETP.html" onclick="window.open('http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2012/03/27/20120327_CETP.html','popup','width=800,height=550,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img align="left" hspace="7" src="http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2012/03/27/20120327_CETP-thumb.jpg" width="200" height="137" alt="" /></a>ショッキングな結果だったんだけど、でも、よく考えてみると、当たり前のことかも。

わかりやすくいうと、心停止に陥ったときに、すでに、その人の予後（運命）は決定されている。薬はその運命を変えることは出来ないってこと。

エピネフリンで無理やり心臓を動かしても、予後は心停止していた時間（気温などの環境要因はあれど）に依存する。一時は、運命に抗い、自発循環が見られるけれど、その意味は無い（心臓以外は運命に従って経過を辿る）。

CPRから1カ月時点の生存率はエピネフリン群が良いんだけれど、それはエピネフリン投与が無ければ死んでいた人（運命に従って経過を辿った人）が入っているからで、神経学的予後良好、全身予後良好の生存率は下がるのは、エピネフリンの毒性とは関係ないんじゃないのか？ってこと。

著者らは、エピネフリンの毒性を指摘しているけど、この気持ちはわかる。医療行為そのものが無意味であるとの結論は出しづらいからね。

私なら、「心停止して、○○分以上経過したら、あとは運を天に任せるより他はない。積極的な行為に意味は無い」としたいけどね。


ただし、いつも言うように、医療は社会学だから、医学的な意味は無くても、その行為は家族にとっては“必要”である。これは間違いない。宗教の無い日本には、死を受け入れるプロセスに医療が必要なのである。。。。

と、常々、私は思っている（医療費の観点からは、疼痛管理を含めた介護が医療に代われば良いと思っている）。
<blockquote>41万7,188例対象の前向き観察研究

　九州大学大学院教授の萩原明人氏らは、41万7,188例の院外心停止例に関する前向き観察研究の結果をJAMA（2012; 307: 1161-1168）に報告した。それによると、病院到着前に救急救命士によるエピネフリン（アドレナリン）投与を受けた場合、非投与の場合に比べ、自発循環の再開との有意な関連があった一方、1カ月後の予後良好生存率とは有意な負の相関が認められたという。日本では2005年から救急救命士によるエピネフリン投与が可能になっており、実施件数も最近急増している。

■ propensity score解析を実施

　心肺蘇生（CPR）例へのエピネフリン使用についてはポジティブ、ネガティブなデータの両方が存在し、一貫した見解は得られていないと萩原氏ら。今回、同氏らは非ランダム化デザインの前向き観察研究およびpropensity scoreマッチングを用いた検討で院外心停止のCPRにおける有効性を検討した。

　ウツタイン様式に基づく全国の院外心停止例登録システムを利用して、2005～08年の院外心停止例41万7,188例が解析された。

■ エピネフリン群の予後良好生存率は1.4％、非投与群では2.2％

　病院到着前の自発循環再開率は、エピネフリン投与群で1万5,030例中2,786例（18.5％）と、非投与群の40万2,158例中2万3,042例（5.7％）に比べ有意に高かった（P＜0.001）。propensity score法によりエピネフリン群、非投与群の各1万3,041例をマッチングして行った解析でも、エピネフリン群における自発循環再開率は有意に高いことが確認された〔エピネフリン群 vs. 非投与群、2,446例（18.3％）vs. 1,400例（10.5％）、P＜0.001〕。

　CPRから1カ月時点の（1）生存率、（2）神経学的予後良好（Cerebral Performance Category 1または2）での生存率、（3）全身予後良好（Overall Performance Category 1または2）での生存率が得られた人の割合は次の通り。

（1）エピネフリン群805例（5.4％）、非投与群1万8,906例（4.7％）

（2）エピネフリン群205例（1.4％）、非投与群8,903例（2.2％）

（3）エピネフリン群211例（1.4％）、非投与群8,831例（2.2％）

　生存率はエピネフリン群で有意に高かったものの、神経学的予後および全身機能の予後良好による生存率ではエピネフリン群が非投与群を有意に下回っていた（いずれもP＜0.001）。propensity score法による解析でも、同様に有意な傾向が確認された。

■ 自発循環回復のORは2.5倍も、生存率の補正後ORは0.46倍

　病院到着前のエピネフリン投与と同到着前の自発循環回復に有意な正相関が認められた〔補正後オッズ比（AOR）2.36、95％CI 2.22～2.50、P＜0.001；propensity scoreによる解析後のAOR 2.51、2.24～2.80、P＜0.001〕。

　一方、病院到着前のエピネフリン投与と院外心停止後1カ月時点の生存率に関する補正前のORは1.15（95％CI 1.07～1.23）であったが、各種関連因子を補正※したモデルによるAORは0.46（同0.42～0.51）となった。また、各種予後良好生存率のAOR〔（2）のAOR 0.31（同0.26～0.36）、（3）のAOR 0.32（同0.27～0.38）、いずれもP＜0.001〕も有意な低下を示した。propensity scoreによる解析でも、同様に有意な負の相関が確認された。

■ 付随論評「心停止例に対するエピネフリン使用の正当性熟慮を」

　萩原氏らは、院外心停止例に対する病院到着前のエピネフリン投与は到着前の自発循環再開の頻度増加に有意に関連していたが、発症1カ月後の生存率や機能予後良好には結び付いていなかったと結論。

　エピネフリン群の生存者5.4％のうち、神経学的予後が良好であった人の割合がわずか1.4％であった点について、同氏らは心筋障害の増加、心停止後の脳微小循環阻害や心室性不整脈といった同薬の負の作用が関連していることが裏付けられたとの見方を示した。その上で、今後は院内心停止例を対象とした検討が必要としている。

　同氏らの研究結果に対し、米ピッツバーグ大学のClufton W. Callaway氏は付随論評で、この領域では今までにない規模で、かつ可能な限りベストな手法を用いた観察研究と評価。同試験を上回るデザインの試験結果が出るまでは、医療関係者が心停止例に対するエピネフリン使用の継続に正当性があるかどうか熟慮を重ねるべきと指摘している。
</blockquote>
先日、塩野義製薬のサインバルタカプセルの商品説明を受けた（３月は多いねぇ。メーカーさんも消化試合だから。。。説明会もほぼ週２回ペースだったから、リッチなお昼ご飯で私の栄養状態は完璧です・・・・）。

その中で、「６０疾患の薬剤貢献度治療満足度の相関」ってのがあって、みんな「うんうん、頷けるぅ～」と好評だった資料があって、社内用だったらしいんだけど、コッソリ、印刷してもらった。

薬剤貢献度はｙ軸、90％を超えているのは消化性潰瘍、、、やっぱりねぇ、そりゃそうだ。軒並み低空飛行なのは“がん”。これも当たり前。アルツハイマーは10％を切っている。これも当たり前だのクラッカーだね。

面白いのは、ｘ軸が治療満足度なんだけど、コレ、聞いたところ、医師の満足度なんだって。

で、私は思ったわけです。

このグラフ、６０疾患だから、60のドットが Plot してある。このドットをそのまま、患者の治療満足度にアニメーション移動させたら面白いんじゃないかって。

こういうのって、確か、Microsoft PowerPoint で出来たはず。。。。

まぁ、この調査自体、「どうやったんだよ？」って感じなんだけど、ネタとしては面白いんじゃないかなぁ。。。。


んで、心肺停止状態でエピネフリンの効果を云々すると、、、、最低ラインで墜落なのは必至。

でも、エピネフリンの効果は、「自発循環の再開」が主たる目的だとすれば、これは、薬剤貢献度は高いわけです。エピネフリンの効果を１ヵ月後の、、、、にするから、「0」になってしまうワケで。。。。


「６０疾患の薬剤貢献度治療満足度の相関」では、高血圧や脂質異常症も貢献度は80％以上と高いところにランクインしてるんだけど、予後まで見ると、スタチン系でも恩恵を受ける人は、絶対リスク軽減効果は1％なんだから、１００人に１人なわけで、、、、貢献度は、本当は低いと言わざるを得ない。

血圧を下げたり、コレステロールを下げることは、エピネフリンにとっての「自発循環の再開」に相当するわけだからね。

これじゃ、エピネフリンがかわいそう・・・・・ってもんです。

でも、見かけの数値が是正されるというのは、社会学的には必要なこと、、、、。これも、現実社会に暮らしている時の私の持論です。

だけど、医療従事者のなかにも、「コレステロールを下げると、心筋梗塞にならない」って本気で思っている人がいるのも事実？

これらを加味して、「疾患の薬剤貢献度治療満足度の相関」を医療従事者と患者の間でアニメーションさせてみる。

さてさて、どんな“動き”をするのか、興味は尽きない。


ところで、近々、日本は原発稼動ゼロになるらしい。そして、原発ゼロを心から希求している人たちもいる。

私は、いつも疑問に思っていたのだが、どうして、この人たちは、“車”廃止を訴えないのだろう？

年間６０００人近くも、車の事故で死んでいる。その様な“危険な存在”の廃絶をどうして求めないのだろう？？

原発の事故で、一体、今まで、何人の人が死んだのだろう？

原発は、車の事故より、はるかに少ないのではないだろうか？それなのに、何故、そんなに“危険”な存在としたいのだろうか？原発を。


でも、考えたら、一人の人間の中で“危険度”の価値判断が“あいまい”なのと同じく、疾患治療の薬剤貢献度の価値判断も、そうとう“あいまい”であることは、間違いない。


p.s.上の絵は、<a target="_blank" href="http://www.sciencedaily.com/releases/2012/02/120221165941.htm">ここ</a>からの拝借。んで、CETP 阻害薬の意味の無さがよくわかる。っていうか、どうして CETP の“P”を“酵素”って訳しちゃったんだろう？日本人。CETP って、たんなる“トンネル”の効果だよね、そう、トンネルたんぱく質。

これからわかることは、“HDL-コレステロール”をバスに喩えると、乗客の少ないバスが多くないと「意味が無い」ってことだ。乗客はもちろん、コレステロール。

だから、乗客満員のバスを増やしても、害しかないワケ＞CETP 阻害薬

で、現在、“乗客の少ないバス”を調べる方法は無い。。。。。。。スタチン系で“HDL-コレステロール”を増やしても、HDL-バスの乗客の人数は、わからない。。。。。。

スタチン系の真の薬剤貢献度の高い人は、コレステロールの生合成が減ると、乗客の少ないバスが増える体質の人なんだろうね。当然、コレだけで言える話じゃないけど。]]>
      
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   <title>行き当たりばったりで行こうよ。</title>
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   <published>2012-03-06T03:58:12Z</published>
   <updated>2012-03-06T04:09:03Z</updated>
   
   <summary>当たり前のことだけど、フレキシブルな化合物は、構造的にいくつかの“型”をもってい...</summary>
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      <![CDATA[<a href="http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2012/03/06/20120306_TAK-875.html" onclick="window.open('http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2012/03/06/20120306_TAK-875.html','popup','width=499,height=500,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img align="left" hspace="7" src="http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2012/03/06/20120306_TAK-875-thumb.jpg" width="200" height="200" alt="" /></a>当たり前のことだけど、フレキシブルな化合物は、構造的にいくつかの“型”をもっているため、これが“薬”だったりした場合は、その“効果”に対する“型”のコントリビューションは低下してしまう。だから、これを“効果”の高い“型”で固定化すれば、、、、、ってことは、すぐに思いつく。

また、フレキシブルなら、代謝酵素に対しても、同様に代謝を受けやすいコンフォメーションでもって結合して、簡単に分解されちゃうんだから、型”を固定化する意義はある。

ところで、GPCR は、GTP←→GDP の平衡状態を保っており、これをどちらかに偏在させるのが、リガンドの働き。100% GDP に偏らせるのがインバースアゴニストで、網膜じゃオプシンに付いてるシス型レチナールが、この働きをしている。光エネルギーでレチナールがトランス型になると、インバースアゴニストとしての作用がなくなり、GPCR としてのロドプシンは、自家発電を始める・・・・・。ISA＋のβブロッカーはGTP←→GDPに影響を与えず、内因性リガンドの結合を妨げるだけって考えれば、わかりやすいか。


武田薬品工業が自社開発した、TAK-875 は、そんな GPCR のリガンドだ。名をGPR40という。オーファン受容体として発見したらしいが、生理的なリガンドは脂肪酸らしい。まぁ、当たり前といえば当たり前である。膵β細胞に遊離脂肪酸が作用すると、インスリン分泌が促進されることは、わかっていたから、そういうのを探してたんだろうし。

TAK-875は、そんな脂肪酸を模倣したとの事らしいが、同時に薬の“効果”に関わる“型”の問題にも注意を払っている。効率的に GPR40 と結合でき、さらに“分解”されにくく・・・と。


ということで、薬物動態や薬力学に興味のある人たちは、PK を上げるための、この TAK-875 の構造的な細工に興味を持つだろうが、私は、そんなことより、GPR40 の活性化状態を保つことが、血糖値が上がった時だけ、インスリンを分泌させる機構の方に、興味がある。

ブドウ糖の血中濃度が高まると、いろいろあって、ATP が産生され、、、ATP感受性 K チャネルが閉じ、、、、なんて機構とは、全く、絡んでないみたいだし。

さらりと、「GPR40 のリガンドは、高血糖状態でインスリンの分泌を促進し・・・」みたいな記述は、かなり見かけるんだけど、“その仕組み”を解説しているところは、、、、見つからない・・・。

いや、高血糖でインスリンが出るのはいいんだけど、高血糖状態と類似の情報がすい臓β細胞に入ったとき、インスリンが出ちゃう心配はないのか？ってことなのよ。それに、生理的って意味じゃ、ブドウ糖が上昇するとき、脂肪酸も上昇するんじゃないの？食事的に？だとしたら、常に活性化してて、いいの？

まぁ、現場で使い始められれば、「併用薬によっちゃ、低血糖・・・・」なんてところから、わかるのかもしれないけど・・・。


で、とりあえず、GPR40(FFAR1) について調べてみたら、、、
<blockquote>GPR40(Free Fatty Acid Receptor 1: FFAR1)は、膵β細胞に発現し、FFAのインスリン分泌に対する急性・慢性効果に重要な役割を果たしている。GPR40は他にも消化管の内分泌細胞にも発現しており、FFAによるインクレチン分泌に関与している。GPR40を欠損させると、肥満による高インスリン血症や脂肪肝、耐糖能異常が起きず、過剰発現させるとβ機能不全、高インスリン血症を伴う糖尿病をきたす。しかし、GPR40欠損マウスに8週間高脂肪食を負荷した場合、空腹時高血糖や肥満、インスリン抵抗性をきたすという逆の報告もある。GRP40のアゴニストとアンタゴニスト、どちらが2型糖尿病の治療ターゲットになるのかは議論が分かれている。</blockquote>
なるほど、表面的にも、かなり複雑なんだなぁ・・・・。


とはいったものの、その仕組みは、当分は闇の中なんだろうなぁ・・・

だって、、、
<blockquote>発生における細胞死(Death for Development)

Science February 24 2012, Vol.335

細胞死は、組織の彫り込み(足や手の5本指各々の隙間をあける)のためだけでなく、動物発生や嚢胚形成(gastrulation)のためにも重要である。

ある種の無脊椎動物では細胞死にはアポトーシスが必須であるが、マウスの場合、アポトーシスをもたらすキーとなるアポトーシスエフェクターが無くても、マウスは若干の欠陥を示したが、大人へと成長した。

この驚くべき観察結果は、Blum たち(p. 970; Link と Saldiによる展望記事参照)の研究に刺激を与えた。

彼らは、線虫カエノラブディティス・ エレガンスのポリグルタミン反復タンパク質によって仲介される、非アポトーシス性の発生上の細胞死プロセス(developmental cell death)を発見した。

この細胞死の形式は脊椎動物の発生の際生じる細胞死、特にポリグルタミン依存性の神経変性(neurodegeneration)に伴う細胞死に形態学的に類似している。

Control of Nonapoptotic Developmental Cell Death in Caenorhabditis elegans by a Polyglutamine-Repeat Protein</blockquote>
ぜんぜん、関係ないけど、こんなのを示されちゃったら、生命現象の複雑さに、驚くしかないもんねぇ。エネルギー代謝の根冠なんだから、単純じゃないのは、想像に難くないし。

まっ、新薬が出たら、行き当たりばったりで対処する・・・・今までも、これからも、そんな感じ？


不思議ついでに、もう一丁！！

「概日リズムと不整脈原性の間につながりがあることを明らかになった」ことについて。

不思議なのは、どうして、心筋の再分極に関わる因子に、概日リズムが関与しているのか？ってこと。

理由はわからずとも、これらのことから、治療って面から見ればピンポイントで短時間だけ作用する“薬物”が望ましいって言えそうだけど（一日中、血中濃度を維持しているから、抗不整脈薬物療法は、失敗してるんじゃネ？）、そもそも、現代人は、概日リズムに従って生活しているわけじゃないし、本来なら、こんな因子が働いている時間帯は、体を動かしちゃ“イケナイ”って事なんじゃないのかなぁ！？

いや、概日リズムを無視して生活し、無理やり“薬物”で何とかしようとする・・・・このことを問題にしなくっちゃいけないのでは？

わかりやすく言えば、本来、動物が活動しない時間帯に、この転写因子Klf15は働いて、心臓に対して“プラス”の側面（下世話な言い方なら“休息”）を担っているとしたら。。。。
<blockquote>生理：生物時計が心臓に影響を与える仕組み

Nature 483, 7387 (Mar 2012)

心血管系では、複数の生理学的パラメーターが日周的変動を示す。

今回、M Jainたちはマウスでは概日リズムと不整脈原性の間につながりがあることを明らかにした。

転写因子Klf15は概日時計の構成成分により調節されている。

Klf15は次いで、イオンチャネルKChIP2の発現を調節する。

機能獲得および機能喪失実験によって、Klf15は心臓再分極の時間的変動と不整脈に対する易罹患性を調節していることがわかった。

以上の結果は、心臓突然死の発生に見られる日周変動に概日因子がかかわっている可能性を示している。

Letters to Nature p.96</blockquote>
p.s.つい先日、wowow でやってた『ソーシャル・ネットワーク』をみました。FaceBook の作成秘話ってヤツですね。で、アカウント作ってみたら、、、はまりそうで、怖いです。仕事にならなくなりそう。。。。ベッカムと同じで、友達は3人位がちょうどよいかも、、、これ以上だと、、、、]]>
      
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   <title>この現象は“行き当たりばったり”なのか？それとも計画的なのか？</title>
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   <published>2012-02-04T02:06:35Z</published>
   <updated>2012-02-04T04:02:20Z</updated>
   
   <summary>生命現象の根冠をなす現象に、行き当たりばったり？の現象がかなり関与している証拠が...</summary>
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      <![CDATA[<a href="http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2012/02/04/20120204_frog.html" onclick="window.open('http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2012/02/04/20120204_frog.html','popup','width=300,height=300,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img align="left" hspace="7" src="http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2012/02/04/20120204_frog-thumb.jpg" width="200" height="200" alt="" /></a>生命現象の根冠をなす現象に、行き当たりばったり？の現象がかなり関与している証拠が見つかっている。もしかしたら、これは、生命現象に普遍的にみられる現象なのかもしれない。

細胞分裂では、娘細胞はクローンであるとして、物事を考える“くせ”が、我々には“染み付い”ている。例外は減数分裂で、しかも、形態までも含めると卵子の減数分裂だけだと。

しかし、免疫担当細胞や嗅覚細胞では、クローンすなわち、均等（平等）な分裂ではなく、不均等な分裂をすることで、機能の多様性を獲得しているらしい。

とりあえずは、以下の二つをお読みくだされ。これって、すげぇ～よ。<br clear="left">
<blockquote>運命の決定は確率論的、或いは非対称的？（Stochastic or Asymmetric Fate Determination？)

Science January 20 2012, Vol.335

適応性免疫応答の際に、Bリンパ球は急速に分裂し、そして抗体-分泌性形質芽細胞や記憶B細胞等のエフェクター細胞集団に分化する。

この多くはまた、イソタイプスイッチと呼ばれるプロセスを通して、それらが分泌している抗体のクラスを変える。

このプロセスの際に、或る細胞は死んでいく。

しかしながら、これらの細胞が自らの異なる運命を確率論的な、或いはプログラムされた様式で獲得しているのかどうかは不明である。

Duffyたち（p. 338,1月5日号電子版）は単一細胞トラッキング法を用いて、刺激されたBリンパ球の分裂、形質芽細胞への分化、イソタイプスイッチ、及び死に関するその時間を決定した。

統計的解析と数学的モデルにより、これらの細胞の運命決定はランダムな時計の結果であることが明らかになった：どのタイマーが最初に終わるか（分裂、分化、或いは死）が、その細胞の運命を決めていた。

Barnettたち（p. 342,12月15日号電子版）は、非対称性の細胞分裂（これはT細胞におけるエフェクター細胞の運命決定に寄与していると考えられている）が、Bリンパ球において作用しているかどうかを決定するために調べた。

実際に、祖先の極性タンパク質に加えて、胚中心のBリンパ球のアイデンティティの開始と維持にとって重要な因子は、非対称的に分布し、そして細胞分裂の間その非対称性を維持していた。

Activation-Induced B Cell Fates Are Selected by Intracellular Stochastic Competition
Asymmetric B Cell Division in the Germinal Center Reaction
</blockquote>
<blockquote>2012年01月26日

 遠藤 啓太 助教
 東京大学 分子細胞生物学研究所 脳神経回路研究分野

 嗅覚は進化的に古くから受け継がれてきた感覚で、動物の生存に大きな役割を果たしている。嗅覚神経細胞の表面にある受容体で匂い分子を受容し、その情報を脳に伝え、えさと毒や交配相手と敵を識別して適切な行動を引き起こす、というプロセスは動物に共通するもの。嗅覚がユニークなのは、ひとつの嗅覚神経細胞はひとつの匂い分子受容体を発現し、匂い分子が結合したときの刺激を神経線維を通じて一次嗅覚中枢内の決まった領域に伝えること、また、このような嗅覚神経細胞を多種類用意し、それらの組み合わせとして複雑な匂いを認識できるようにしていることだ。嗅覚神経細胞はヒトでは約350種類、マウスでは約1000種類、ショウジョウバエでは約50種類が存在することがわかっている。ただ、嗅覚神経細胞がどのように種類を増やしていくのかについては、まだ謎が多い。

 東京大学 分子細胞生物学研究所 脳神経回路研究分野の遠藤啓太助教らは、このほどショウジョウバエの嗅覚神経細胞の分化において、Notchシグナルの非対称な活性化とシグナルを受ける標的遺伝子のエピジェネティックな発現制御が細胞運命を決定するという新しいメカニズムを報告した。これは理化学研究所 脳科学総合研究センター ムーア研究ユニットのエイドリアン・ムーア　ユニットリーダーらとの共同研究だ。

Notchシグナルは細胞運命決定のスイッチとなるもので、1回膜貫通型受容体であるNotchの細胞外ドメインにリガンドが結合すると、細胞内ドメイン（NICD：Notch intercellular domain）が切り離され、細胞核内に入り、細胞運命の決定に働く遺伝子群を発現させる。

 遠藤助教は、2007年、ショウジョウバエの嗅覚神経細胞の発生過程において、Notchシグナルが活性化される細胞とされない細胞が存在し、その違いによって異なる細胞運命が生み出されることを明らかにしている。

 今回の研究では、まず、嗅覚神経細胞が前駆細胞から複数の分裂を経て生み出される発生過程で、Notchシグナル抑制因子の分布やNotchシグナルの標的遺伝子の発現を観察した。すると、細胞分裂のたびにNotchシグナル抑制因子が不等に分配され、生まれた2つの娘細胞のうちの一方だけでNotchシグナルが活性化していることがわかった。「Notchシグナルの非対称な活性化が分裂のたびに繰り返し起こることで、細胞の個性が多種類に分化している」と遠藤助教は説明する。

また、Notchシグナルが活性化した細胞が分裂してできた娘細胞では、核内因子HamletがNotchシグナルの標的遺伝子E(spl)m8の発現を一時的に弱めることで、細胞運命の決定に関わっていることも明らかにした。hamlet遺伝子は、ムーア　ユニットリーダーが2002年にショウジョウバエの背中の触覚神経細胞の分化に関わる遺伝子として同定したもの。「Notchシグナルの標的遺伝子の発現が細胞分裂後の娘細胞の両方で高いままだと、再び起こるNotchシグナルの非対称な活性化によって異なる細胞運命を生み出すことができないと考えられる。hamlet遺伝子が突然変異を起こしているショウジョウバエでは、E(spl)m8の発現が高いままとなり、嗅覚神経細胞で発現する匂い受容体の種類も一次嗅覚中枢内の神経線維の接続先も変化してしまった」。

さらに、ショウジョウバエの培養細胞であるS2-N細胞を使ってNotchシグナルを人為的に活性化し、Notchシグナルの標的遺伝子のひとつであるE(spl)m3遺伝子を発現させた実験では、NotchシグナルがあってもHamletを同時に発現させると、E(spl)m3遺伝子の発現が抑制された。このとき、Notchシグナルの標的遺伝子領域を含んだクロマチン構造の状態を調べたところ、Hamletが発現すると、E(spl)m3遺伝子領域においてヒストンのメチル化状態の変化とクロマチン構造の凝集が起こっていた（図参照）。「この凝集によって、Notchシグナルの標的遺伝子の発現を活性化する転写因子がE(spl)m3遺伝子領域に結合できなくなり、Notchシグナルの標的遺伝子の発現が抑制されているのではないか」と遠藤助教。

これらのin vivoのデータと培養細胞での実験結果から、嗅覚神経細胞の多様な細胞運命は、Notchシグナルの非対称な活性化の繰り返しと、Notchシグナル標的遺伝子のクロマチン構造の変化を介した発現調節によって生み出されていることが示唆された。これは、シグナルの活性化の制御だけでなく、シグナルに対してその標的遺伝子が反応しうるかどうかを制御する機構によっても細胞運命が調節されているという新たな知見となった。

 「Notch、hamletはともにヒトの相同遺伝子がある。また、嗅覚神経細胞の分化以外でも、細胞運命の決定にNotchシグナルを使っている発生現象は多く知られており、同様なエピジェネティックな遺伝子発現制御機構が使われている可能性があるのではないか。今回の発見がiPS細胞の分化メカニズムの解明などにも役立てればうれしい」と遠藤助教は話す。

ショウジョウバエの嗅覚神経細胞は50種類すべてが同定され、それぞれ一次嗅覚中枢のどの領域に接続されるのかが明らかになっているため、神経回路とその機能との関係を調べるのに適した実験系である。遠藤助教は、今後は、約20種類あると考えられる嗅覚神経細胞の前駆細胞の分化の機構のほか、嗅覚神経回路による匂いの認知機構についても研究したいと考えている。


<a href="http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2012/02/04/22120204_Notch.html" onclick="window.open('http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2012/02/04/22120204_Notch.html','popup','width=530,height=700,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img align="left" hspace="7" src="http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2012/02/04/22120204_Notch-thumb.jpg" width="200" height="264" alt="" /></a>Notchの細胞内ドメイン（NICD：Notch intercellular domain）は、核内でタンパク質CSLと複合体を作り、Notchシグナルの標的遺伝子を発現させる（図上）。しかし、核内因子Hamletが発現すると、標的遺伝子領域を含むクロマチン構造に凝集が起こり、Notchシグナルを受けられなくなって、標的遺伝子が発現しなくなる（図下）。<br clear="left">
</blockquote>
先日、実習に来ている学生に、こんな質問をしてみた。

もし、君が、この宇宙でただ一人の人間として生まれたとする。生まれた瞬間からひとりぼっちだ。ひとりじゃ成長できないという問題は無視して、、、、

君が『自分は病気だ』と感じるときは、どんな時？って。

●検査をして“異常”が見つかったとき。
●明らかに寿命よりはやく死んでしまうような状態に陥ったとき。
●頭やおなかが痛いとき。
などなど。

いつもと自分と違う状態である「頭やおなかが痛いとき」はいいとして、ほかのは全部、他人と比べることでしか、自分を評価できないよね？

じゃ、他人と比べなかったら、生まれてから３５年で死んでも、病気だって思わないんじゃない？（この場合は、宇宙でひとりぼっちの君を、別な観察者として俯瞰しているもうひとりの君がいるとして）

じゃ、もう一度聞くけど、病気って何？　　健康の定義は？

こう切り替えしたら、しばらく考え込んでしまった。


第３期の学生は１名である。第１期、第２期の学生は２名同時に指導していたので、学生同士の議論をメインに、私がちょっとだけ・・・・ってパターンだったけど、今回は、かなり濃厚に対応することになっている。


人間というのは、非自己との比較においてのみ、自己を“感じ取る”ものらしい。

そういう環境で進化してきた生物だからしょうがないとはいえ、かなり“曖昧”な生き物だ。定義すら明確に出来ない状態の“病気”ってヤツを治そうともするんだから。

で、自己は、非自己との関わりで形成されるもんだから、同業だけで集まり、互いに褒め称えあっていると、一方向に助長される。

病気の“治し方”や“その他のインターベンション”に、絶対的な“正解”があると思い込むようになる。

自分だけで思い込んでいるだけならまだしも、それが、誰しもが同等に“価値がある”と感じていると思い込んでいる人間も、たまに見受けられる。

そう、井の中の蛙ってやつだ。

こうなってしまった人間の対応には、かなり、てこずる。

でも、私なりには、人間を“井の中の蛙”にしない方法は気づいる。だから、学生には“耳にたこが出来る”くらい、うるさく言っている。将来、こんなのが薬剤師になって私のもとの舞い込んできたら、たまったもんじゃないからね。


さて、思い込みとは、恐ろしいものである。

生命現象の秘密を紐解けば、そこには、さらなる秘密が待ち受けている。

思い込みが激しいと、それが見えない。

今回の“ネタ”は、柔軟な発想と自分の知識の対する謙虚さが必要であることを、またまた、認識させられる知見でもある。]]>
      
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   <title>「進化論」覆す証拠発見？ 獲得形質はRNAにより遺伝する</title>
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   <published>2012-01-06T06:36:25Z</published>
   <updated>2012-01-06T07:44:59Z</updated>
   
   <summary>いやー！こりゃ、スゲぇ～！！！ こういうのって、目が醒めますぇ！正月ボケの脳みそ...</summary>
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こういうのって、目が醒めますぇ！正月ボケの脳みそに、ガツンと一撃って感じ？

というわけで、その内容は、、、

『キリンは高い所の葉を食べようとして首が長くなった』みたいな獲得形質遺伝のメカニズムは、過去に一度、ダーウィンの進化論にコテンパンにされたわけだが、DNA や クロマチン（DNAと蛋白質の複合体）の化学修飾が関与する<a target="_blank" href="http://marinn.cocolog-nifty.com/mmm/2008/01/post_4d39.html">エピジェネティックなメカニズムによる遺伝子発現制御が“遺伝する”ことがわかり</a>、獲得形質の遺伝方式が見直されつつあった、昨今、さらに、強烈なパンチが繰り出された・・・っもの。

それは、他でもない、RNA干渉現象が遺伝するってもので、生殖細胞を通して次世代に伝わるRNA分子そのものに依存するらしい。
<blockquote>米コロンビア大学、線虫で証明

　米コロンビア大学の研究チームは、獲得形質が遺伝することを示す直接的な証拠を世界に先駆けて発見したと、Cell（2011; 147: 1248-1256）に報告した。ダーウィンの進化論によって否定されたと思われていたラマルクによる獲得形質の遺伝が、必ずしも起こりえないことではないと示されたことになる。


再評価されつつある獲得形質の遺伝

　獲得形質は生物個体が一生の間に獲得した新しい能力や特徴のことで、ラマルクは、キリンの首に代表されるような一代で少しだけ伸びた首という獲得形質が、次世代に遺伝することを繰り返した結果、少しずつ長くなって、あの長い首を進化させたのだという進化理論を提唱した。

　しかし、ランダムな突然変異と適者生存の原理により、同様にキリンの長い首を説明できたダーウィンの進化論が、遺伝子の本体やその遺伝メカニズムといった物理的根拠を得ることにより市民権を獲得したのに対し、そのメカニズムを説明し切れなかったラマルクの説は、生物学の表舞台からの降板を余儀なくされたのだった。

　ところが近年、獲得形質が遺伝したと考えられる事例が多く報告されるようになり（関連記事）、そのメカニズムを含む議論が再燃しつつあった。そんな中、コロンビア大学のOded Rechavi氏らは、獲得形質遺伝のメカニズムが、ダーウィン進化論もよりどころとする従来の遺伝のメカニズムでもなければ、近年脚光を浴びているDNAやクロマチン（DNAと蛋白質の複合体）の化学修飾が関与するエピジェネティックなメカニズムでもない、生殖細胞を通して次世代に伝わるRNA分子そのものにあることを突き止めたのだ。


RNA干渉によって獲得した形質は遺伝するか

　Rechavi氏らは、獲得形質を与えるものとして、ウイルスなどに感染した際、その複製過程で生じる2本鎖RNAを検知、分解し、感染を阻止するための防御機構であるRNA干渉という現象に着目した。RNA干渉による感染防御は通常、ヒトの免疫のように、そのウイルスに感染した個体一代限りの獲得形質と考えられるからだ。ただし、後の世代でウイルスに感染すれば、再びこのRNA干渉による感染防御が成立するため、初代で一度感染させ、獲得形質を成立させた後は、後の世代で再び新たに成立させない工夫が必要だった。それが、RNA干渉に必要な遺伝子を欠損していて、RNA干渉を行えない突然変異体とかけ合わせるという方法だった。

　Flock Houseウイルスと呼ばれる線虫のウイルス遺伝子を組み込んだトランスジェニック線虫を使って、熱ショックプロモータによりウイルス遺伝子を強制発現させると、RNA干渉が発動し、ウイルス遺伝子の増幅は阻止され、獲得形質が成立する。次にこの個体を、RNA干渉に必要な遺伝子を欠損している突然変異体とかけ合わせると、通常であればメンデルの法則にのっとって熱ショックによりウイルス遺伝子が増幅する個体が、孫世代では1：3の割合で出現するはずだった。なぜなら、これらの個体は、既にRNA干渉に必要な遺伝子を完全に失っているので、ウイルス遺伝子の増幅を阻止できないはずだからだ。

　しかし、ウイルス遺伝子を増幅できた個体は、ひ孫世代まで全く現れなかった。さらに一部の個体では、100世代目でも現れなかったという。したがって、これらの個体におけるウイルス遺伝子の増幅阻止能力は、継代の途中で新たに獲得したものではなく、初代で得た獲得形質が世代を経て継承されたものだと考えられるのだ。


獲得形質として遺伝するRNA分子

　Rechavi氏らは、さらに線虫の遺伝学を駆使した入念な対照実験と、遺伝的背景や世代の異なる線虫が持つ短鎖RNAの配列解読を行った。その結果、初代の個体におけるRNA干渉の過程で生成され、最終的にウイルス遺伝子の増幅を阻害するウイルス遺伝子特異的短鎖RNAが、RNA干渉を行えない突然変異体との継代の間でも、希釈されることなく維持されていることを明らかにした。また、この短鎖RNAの維持に線虫自身が持つ内在性のRNA依存性RNA合成酵素が必要なことも分かった。

　これらの結果から、初代の個体で獲得した形質は、短鎖RNA分子という形で次世代へと伝えられた可能性が示唆されたことになる。

　今回、明らかになったRNAによる獲得形質の遺伝というメカニズムが、RNA干渉によって得られた獲得形質にだけ成り立つもので、あらゆる獲得形質の遺伝を説明することはできないのではないのかという疑問は、当然あるだろう。しかし、研究の流れに一定の方向性を与えた画期的な成果であることは間違いないと思われる。
</blockquote>


と、正月早々、朝から驚いてたわけだが、、、、なんか、コレ、知ってたような・・・・デジャブ？って感じがしたんで、過去ログ漁ってみたら、、、『<a target="_blank" href="http://marinn.cocolog-nifty.com/mmm/2006/09/post_3bbf.html">マスト細胞と移植拒絶</a>』で、【RNAiの影響は子々孫々まで続く ( Nature August 24, 2006 )】を引用している。2006年にも、RNAi 現象は“遺伝する”って報告されている。デジャブじゃなかった・・・。

というわけで、この Nature August 24, 2006 号の論文執筆者が誰だろう？って気になってさがしたんだけど、、Natuer のサイトでは、「Error: page not found」ってなっちゃう。。。。

まぁ、いいか！こんな大事な発見だから、こっちのも、米コロンビア大学の人たちによるものだったのかもしれないね。


さて、獲得形質がラマルクの考え出した方法で遺伝するなら、鳶が鷹を産むってのも、トンビを“虎の穴”で特訓すれば“偶然に依存せず”可能になるのかもしれないね。。。。。なんて“曲解”を持ち出し、「わが子を“石川遼”にしたいなら、若いうち（子供を作る前）からトレーニングすべし」みたいな“指南”で稼ごうとする如何わしい連中が発生しかねないな。

このような“能力”は獲得形質と言えなくはないけど、精子と卵子に詰め込める情報じゃないので、騙されないようにね。


話は変わって、このお正月休みも、妻の実家がある長野県上田市に行っていた。妻を実家に置いて、娘と私は、今年も、菅平高原スキー場まで出向いたのだが・・・・スキー場の“氷点下6度”に娘は「手が痛い」と半べそをかいている。

他の（地元らしき）子供たちは、平気な顔してるのに。。。。


で、思った。

上田生まれの妻は、少なくとも私より“寒さ”に強いはずである。でも、いつも「さむい、さむい」と言っている。

寒さに強いのは、環境への適応であって、獲得形質じゃないみたいだ。

いや、獲得形質だったとしても、遺伝しないみたいだ。だって、信州上田の人だった両親から生まれたにもかかわらず、妻は寒さに弱い。妻が寒さに強かったなら、上田の両親から遺伝したって言い切れるんだけどね。で、娘が弱いのは、“千葉県産”の私の“血を引いた”って。

こう考えると、“環境への適応した状態”と“獲得形質”を区別するのって難しい。さらに、それが遺伝するのかどうかとなると・・・・・・。

たとえば、東大卒の家には東大に入る子供が多い・・・みたいなのって、“成績が良い事”が遺伝なのか？はたまた、環境によるものなのか？だって、東大卒の家庭なら、経済的な事も含めてそれなりの“環境”にあるわけで、その子供たちが成績がよくなるってのは“環境への適応”って解釈もできるわけで・・・・・。


もし、RNAi 現象が、世代を経て“成績”になんらかの影響を及ぼす事がわかったら、それはそれは、一大産業になるわけで・・・・・。


なんてね・・・・・お後がよろしいようで。

p.s.昨年末、ミッションインポッシブルを観にいったんだけど、トム・クルーズが BMW i8 でムンバイ市内を走り回るシーンに痺れてしまった。映画で使われているって知らなかったんだけど、見た瞬間、「あっ、ビーエムの電気自動車ジャン」って、すぐ、わかった。

BMW が BMW らしい所って、たぶん、キドニーグリルなんじゃないかな！？あれで、確信したもん。これって、獲得形質の遺伝みたいなもの？]]>
      
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   <title>sipuleucel-T 療法を叩き台に“本音”トークしようぜ！</title>
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   <published>2011-12-28T06:07:51Z</published>
   <updated>2011-12-28T06:10:43Z</updated>
   
   <summary>今回は“sipuleucel-T療法”をネタにして、“よき人”たちの“いい子ちゃ...</summary>
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      <![CDATA[<a href="http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2011/12/28/20111228_sipuleucel_T.html" onclick="window.open('http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2011/12/28/20111228_sipuleucel_T.html','popup','width=520,height=554,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img align="left" hspace="7" src="http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2011/12/28/20111228_sipuleucel_T-thumb.jpg" width="200" height="213" alt="" /></a>今回は“sipuleucel-T療法”をネタにして、“よき人”たちの“いい子ちゃん発言”にゆるぅ～く、関節技を極めたいと思う次第である。

えぇ～、まず、“sipuleucel-T療法”だけど、簡単に言うと、前立腺がんの治療法の一つである。前立腺がん患者から樹状細胞をとり、2日間の培養時に前立腺のacid phosphatase (PAP)抗原を添加し、患者自身に戻すという“免疫療法”のことだ。

FDA が認可したこの治療により、４ヶ月の延命が可能だということだ。その詳細な最新のPhase III治験"IMPACT"の結果は、<a target="_blank" href="http://phx.corporate-ir.net/External.File?item=UGFyZW50SUQ9Mjc5NDIxNnxDaGlsZElEPTM3MTk4OHxUeXBlPTI=&t=1">ココ</a> をご覧下され。


で、今回、ネタにしたいのは、その治療費の話。1コースで9万3千ドル（日本円で約744万円）だとさ。

日本で、前立腺がんで死ぬ人が、全て、この治療を受けて、４ヶ月の延命をしたとする。2010年は、約１万人の方が前立腺がんで亡くなったそうだ。この治療の適応がどうのこうのと、、だから、全員がこの治療を受けるわけじゃないとかの細かい話は抜きにして、ざっと、７００億円が懸かる計算になる。

そのような高額な治療は、なにも、前立腺がんの専売特許じゃなくって、メラノーマに対する抗体医薬イピリムマブなどは、１コース分（3週間に1回、計4回投与）で12万ドル（日本円で約960万円）もする。他にも、高額な“抗がん療法”は存在するし。


さて、ここで、取り上げたいのが、混合診療。

混合診療を反対する人たちの“言い分”が、「貧富の差により、高度医療を受ける機会が失われるのは、許しがたい」と。

そして、この後は、少し声が小さくなって「全額、保険でカバー出来るのが一番・・・・」と。
　
　
さて、現在、日本で混合診療が出来ると仮定して、７００万だ、９００万だとお金をかけて４ヶ月の延命をした人がいたとして、お金がなくって、この治療が出来なかった人が、出来た人を『羨ましい』『お金持ちだけズルイ』とか感じるだろうか？？


－－－私は、感じないけど－－－


市民団体なども「所得格差が医療格差に繋がるのはケシカラン」と言うけど、どのような疾患と治療法を想定しているのか、はっきりと言っている団体はない。誰に頼まれたのか知らないけれど、イメージ戦略みたいな事を、行っているようにみえる。

一体、誰が、こんなイメージ戦略を・・・・・。


今年、最後に驚いたのは、Nature 480, 7378 (Dec 2011) に掲載された記事。

以下、引用。
<blockquote>Nature 480, 7378 (Dec 2011)

 Highlights： 医学：がんの能動的免疫療法の成功

モノクローナル抗体やドナーＴ細胞を使う受動的免疫療法は一部のがんに有効だが、特異的で持続的な抗腫瘍免疫の能動的活性化については、広範な研究が行われているにもかかわらず、なかなか成果が上がっていない。

しかし最近になって、前立腺がんに対する自家細胞免疫療法であるsipuleucel-T療法と転移性黒色腫の一部に対する抗がん剤イピリムマブが開発され、この2つの成功は、がん免疫療法に対する関心を復活させることになった。

今週号の総説は、ワクチン、Ｔ細胞免疫修飾因子などの能動的免疫刺激因子についての最近の研究を総括したもので、これらは分子標的治療とともに、今後数年内にがんの治療法につながると考えられる。

Review Article p.480
</blockquote>
私は、個人的に“免疫学”が大好きで、継続して“勉強”していることもあり、このようなニュースには、学術的に大変興味がある。私が、この業界で仕事を続けていくモチベーションとも言ってよい、知的好奇心を満たしてくれる“成果”が、分子生物学とともに、この分野には溢れているからだ。

しかし、現実の“問題点”として、医療経済的な問題は、避けて通れない。

医療の業界には、いわゆる“隠れ蓑”が多くある。「人の命にはかえられない」ってヤツだ。最後に“一言”口に出せば、正義の味方になれる。言った者勝ち。

そういう意味で、この Nature 480, 7378 (Dec 2011) の記事は、『これらは分子標的治療とともに、今後数年内にがんの治療法につながると考えられる』としてるんだけど、お金には、言及していない。そして、「お金の問題じゃないだろ？人の命が懸かってるんだから」って、暗に言っているようで、“ズルイ”って感じちゃったのだ。（っていうか、医薬品を開発する側になれなかった、やっかみかも。そっちの人間になりたかったから）


ところで、引用中の“イピリムマブ　Ipilimumab”だけど、どんなモノかというと、、、

似たようなモノに、トレメリムマブ Tremelimumab ってのもあり、いずれもCTLA-4の阻害作用のある完全ヒト型モノクローナル抗体薬である。

副作用（有害反応）を知る為にも、、、、

－－－これを知ると、お金持ちを羨ましく感じなくなりそうだから－－－

これが作用する仕組みを、簡単に紹介しておく。

・免疫応答において、T細胞活性化にはTCR・CD3複合体を介する抗原特異的なシグナルによる刺激と、インテグリンを介する抗原非特異的なシグナルによる共刺激（副刺激）が必要である。

・この共刺激というのが、T細胞表面のCD28と、単球・マクロファージ（抗原提示細胞）表面に発現されるB7（CD80）との結合のことである。

・この二つの刺激によりT細胞は活性化され。

・一方、活性化されたT細胞の表面には、CD152（CTLA-4）が発現され、単球・マクロファージ表面のB7と結合すると、T細胞の活性化は抑制される。

・すなわち、免疫応答においてCD152（CTLA-4）は、T細胞の活性化を抑制する負のシグナルを伝達する分子である。

・B7にはB7-1（CD80）、B7-2（CD86）が区別され、CD152(CTLA-4)の関与するインテグリン/抗原提示細胞のリガンドの相互作用にはCD152（CTLA-4）/CD80と、CD152（CTLA-4）/CD86とがある。


がん細胞を殺傷する目的にはT細胞の活性化が必要であり、その目的には活性化を抑制するCD152(CTLA-4)を阻害することは理に適っていることになるわけだ。

だから、免疫応答を収束させる鍵穴として働く CTLA-4 に結合して、B7 の働きを阻害することにより、活性化T細胞の作用が延長し、抗腫瘍免疫が高まる。。。と。


まぁ、ここまでなら、「いい事だらけジャン」って感じるかもしれないけど、この“仕組み”は、時間軸区に沿って免疫応答を終わらせる働きや、過剰な“免疫応答＝炎症反応”を抑制する働きをも担っているわけで。

免疫力は、高ければ高いほど良いわけじゃないのは、この生理現象（生命現象）を人間に都合が良い面から“免疫”と呼び、都合の悪い面を“アレルギー、アナフィラキシー”などと呼んでいることからもわかることだと思う。

同じ現象なので、都合のよい面だけを“増幅”するわけにはいかず、悪い面も“助長”される。

ようするに、、非特異的に、免疫力をあげる結果、自己免疫疾患が発症したり、免疫が関与する炎症反応が酷くなるす・・・ってこと。

また、CTLA-4の作用を修飾する薬剤としては、CTLA-4を阻害するのではなく、逆に刺激するアバタセプトなどもある。

刺激するのだから、免疫は抑制される。アレルギーや免疫機序による炎症性疾患（関節リウマチなどなど）に効くわけだが、逆に、がんに対する免疫機構は弱くなるわけだ。

アバタセプトは完全ヒト型可溶性融合蛋白であり、T細胞活性化に必要なCD80およびCD86 リガンドにCTLA-4類似体として高親和性をもって結合し、CD80やCD86によるT細胞活性化作用を抑える作用をする。


以上は、想定される副作用（有害反応）を知る上での基礎知識ってわけだが、実際（臨床試験）いは、副作用としては下痢と発疹が見られたそうだ。

確かに、他の抗がん剤と比べれば、臨床的な副作用は少ないだろうけど・・・・高っ！


さて、興味のない人には、つまらない話を続けてもしょうがないので、最後に、“毒”が役に立つ話でもして、終わりにしようと思う。


あっ、“本音”トークに関しては、私は、混合診療は大賛成。７００万円、９００万円を自腹を切って、延命する人たちは、どうぞ、やってください。決して、羨ましがったり、妬んだり、「金持ちが、高度な医療を受けられるのはケシカラン」なんて、心底、思いませんから。

だから、“平等”な保険料は勘弁してくださいっ！！！（ここが一番大事。使った分だけ翌年の保険料は上げて欲しいのだ。消費税あげるなんて、もってのほかだよ）


で、毒が役に立つのは、放射線の話のところでも、さんざん、したんだけど、、、、これも、「現代医学でわかっていることなんて、ほんの少しなんだから、寿命や病気は運命だと思っ受け入れなさい」ってことに通じるのかなぁ・・・。医療は、その人が、納得して満足出来ればＯＫであって、他人の“結果”と比べて、悩むのは、、、つまんないよ！と。<blockquote>免疫のために正しく食べる(Eating Right for Immunity)

Science December 16 2011, Vol.334

環境要因は免疫組織の発生を方向づけるとともに、免疫応答も制御する。

Kiss たち(p. 1561, および、10月27日号電子版を参照)は、アリール炭化水素受容体(AhR：芳香族炭化水素受容体)の天然リガンドが、リンパ濾胞と呼ばれる腸の特定化した免疫構造の生後発達と、腸内細菌のシトロバクター(Citrobacter rodentium)に対する防御的応答に重要であることを示した。

食事の中のAhRリガンドは生得的リンパ球プールのサイズを制御しており、AhRリガンドを欠いた食事を与えられたマウスは、腸のリンパ濾胞の発達に障害を持つ。

Natural Aryl Hydrocarbon Receptor Ligands Control Organogenesis of Intestinal Lymphoid Follicles
</blockquote>
ようするに、免疫を都合よく働かせるためには、食事が大事って話なんだけど、、、、有害物は拒絶・・・なんてことをしていると、結果は逆で、免疫は弱るかも・・・って話（例によって深読み＝薮にらみモード）。

まったの話、AhRのリガンドっていえば、環境ホルモンとして知られるダイオキシン類なんかも、該当するんだからね。まっ、ダイオキシンは代謝を受けにくく体内に蓄積する性質があるから、過剰なタンパク質産生を引き起こすことで、毒性を発現しちゃうらしいけど。

その他の AhRのリガンドで怖いのは、テトラクロロジベンゾジオキシンポリ塩化ビフェニル、ベンゾピレンなんかもあるよ！


まっ、このように「善かれ」とおもってした行為が、逆に悪かったなんてのは、よくあることで、、、どんなに健康的な生活を送ってても“がん”になる時ゃなるし、、、浅知恵で思い悩むより、健康には“能天気が一番”ってことかな？]]>
      
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   <title>減量には、非商業的プログラムより商業的プログラムのほうが効果的かつ安価である</title>
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   <published>2011-12-26T06:51:10Z</published>
   <updated>2011-12-26T07:33:40Z</updated>
   
   <summary>これは、非常に“ヤバイ”結果である。 何がヤバイって、、、クリニックや薬局での“...</summary>
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      <![CDATA[<a href="http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2011/12/26/20111226_diet.html" onclick="window.open('http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2011/12/26/20111226_diet.html','popup','width=640,height=480,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img align="left" hspace="7" src="http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2011/12/26/20111226_diet-thumb.jpg" width="200" height="150" alt="" /></a>これは、非常に“ヤバイ”結果である。

何がヤバイって、、、クリニックや薬局での“高額”なダイエットカウンセリングより、より“安価”な民間の怪しげなダイエットプログラムの方が、より効果が高いってんだから、やばくないわきゃないでしょ？（“怪しげ”ってのは、我輩の下衆の勘ぐりなんだけどね）

で、論文には、その理由も書いてあるんだけど、要するに「豚もおだてりゃ木に登る」ってことみたいだ。

いや、こんな“酷い”表現はしてなくて、「週1回の講習会などのインセンティブを提供し、これが動機付けと行動の変化を継続させるため、効果が得られた」としている。

結局、理路整然と、理屈を並べ立てて、理解させ、実行させる・・・・みたいな、アドヒアランスを向上させる努力は、こと、ダイエットに関しては、効果が薄い・・・・。


もしかしたら、こりゃ、“禁煙プログラム”にもいえるんじゃないのかな？

禁煙だって、クリニックで「理路整然と、理屈を並べ立てて、理解させ、実行させる・・・・」みたいなことをやってるわけだけど、綺麗なおねえさんに、「禁煙成功したら、一回、デートしてあげる」みたいなインセンティブの方が、絶対、効きそうだ。

あっ！なにも、論文にある“商業的プログラム”で行う“週1回の講習会”が、綺麗なおねえさんによる“誘惑”だといってるわけじゃないんだけどね。でも、「痩せればモテますよ」とか言ってるんじゃないのかなぁ？そう、豚を煽てるのと一緒だよね。
<blockquote>No. 11-1215-01 
For Losing Weight, Commercial Programs Are Better and Cheaper Than Noncommercial Programs
2011 December 15

 非商業的減量プログラムと商業的減量プログラムを比較すると、どのような結果となるだろうか？英国の過体重または肥満の成人740人を組み入れ、8つの群に割り付けたランダム化試験では、以下の12週間にわたるさまざまなプログラムの相対的有効性が比較された：一般診療における1対1のカウンセリング、薬局での1対1のカウンセリング、グループでの食事療法プログラム、および3種類の商業的プログラム（Rosemary Conley、Slimming World、およびWeight Watchers）。もう1つのグループの参加者は、これらの6つのプログラムの中から選択できるようになっていた。対照群の各参加者は、フィットネスセンターの無料券12枚を支給された。

12週後、すべてのプログラムで体重の平均値が有意に減少した（一般診療による1.4kgからWeight Watchersによる4.4kgまでの範囲）。1年後、一般診療と薬局における1対1のカウンセリングを除くすべてのプログラムで、体重が有意に減少した（0.7～3.5kgの範囲）。しかし、1年後、体重の平均値が対照群に比べて有意に減少（2.5kg）したのは、Weight Watchers群のみであった。費用は、一般診療と薬局でのカウンセリングプログラムがもっとも高額であり、商業的プログラムがもっとも安価であった。

コメント：この試験では、商業的減量プログラムは非商業的減量プログラムより安価であり、効果的であった（Weight Watchersはとくに効果があった）。エディトリアル執筆者は、商業的プログラムは集中的な支援（週1回の講習会における「集団の力」など）とインセンティブを提供し、これが動機付けと行動の変化を継続させるため、効果が得られたと推測している。Weight Watchersがプライマリケア診療による減量に関するアドバイスより有効であったもう1つの試験の結果（日本語版Journal Watch Sep 22 2011）と、この試験の結果が同様であったことは、注目に値する。

— Paul S. Mueller, MD, MPH, FACP

Published inJournal Watch General MedicineDecember 15, 2011

CITATION(S):

Jolly K et al. Comparison of range of commercial or primary care led weight reduction programmes with minimal intervention control for weight loss in obesity: Lighten Up randomised controlled trial.BMJ2011 Nov 3; 343:d6500. (http://dx.doi.org/10.1136/bmj.d6500)
Original article(Subscription may be required)
Medline abstract(Free)

Truby H and Bonham M. What makes a weight loss programme successful?BMJ2011 Nov 3; 343:d6629. (http://dx.doi.org/10.1136/bmj.d6629)
Original article(Subscription may be required)
Medline abstract(Free)
</blockquote>
いつも、この時期、独断と偏見による“今年一番のトピックス”みたいなのを書いてるんだけど、これは、そういうのじゃないんだけど、結構、シビれた内容だよね。

でも、こういうのって、実は、よくあることだと思う。

なんたって、患者はいわゆる「B層」が多いからね。それに、こっち（医療提供側）にいる人間はアドヒアランスなんて言葉を編み出すくらいだから、全ての病人は、自分の病気に真面目に真摯に取り組むって思っているし、それが“良い事”だと思い込んでいる。

でも、違うんだよねぇ。もちろん、すぐさま生死に関わる疾患や低ＱＯＬの疾患なら、“大真面目”にもなるだろうけど、そうじゃない場合は、結構、温度差は激しい。

で、私は、どんな時にも、医療提供側の価値観が絶対善であって、患者を従わせようと躍起になり（そのくせ、患者主体のアドヒアランスなんて言葉を使いまわし）、そのことを仲間同士で褒め称えあっている“薬剤師”の存在に辟易しているわけで・・・・、こういうのが薬剤師には多くって、、、、（患者の予後とあんたの頑張りとは独立した事象である）、、、、、おっと、脱線・・・。

医療提供側にいるごく一部の「A層」によって躍らされる「B層」ともいえるこのような薬剤師も、また、自分たちが「B層」だとは認識していないワケで、、、、、（こういう構造、中世では“地獄”の恐ろしさを強調して、信じるものは救われるとしたんだけど、、、、似てる）

このようにして、社会はまわっている。。。んですねぇ。


で、結局、理屈じゃなくって、結果がよければ、すべてよしって所に行き着く。

だって、物質に質量がある理由もわかんないのに、アレコレ考えても・・・ねぇ。私には、ヒッグス粒子を持ち出して、理由を説明されても、チンプンカンプンですから。

というわけで、来年も、「深い関わりを欲する人には深く、浅くを望む人には浅く・・・・」を心がけて仕事することにします。（こういうことを全く理解していないで、“個別指導”と称し画一的な業務を押し付ける“B層の役人＝支払い側”にも、一言、苦言を呈したいところなんだけど、まぁ、今日は忙しいから、いいや）]]>
      
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   <title>減量には、非商業的プログラムより商業的プログラムのほうが効果的かつ安価である</title>
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   <published>2011-12-26T05:50:03Z</published>
   <updated>2012-04-09T02:27:35Z</updated>
   
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何がヤバイって、、、クリニックや薬局での“高額”なダイエットカウンセリングより、より“安価”な民間の怪しげなダイエットプログラムの方が、より効果が高いってんだから、やばくないわきゃないでしょ？（“怪しげ”ってのは、我輩の下衆の勘ぐりなんだけどね）

で、論文には、その理由も書いてあるんだけど、要するに「豚もおだてりゃ木に登る」ってことみたいだ。

いや、こんな“酷い”表現はしてなくて、「週1回の講習会などのインセンティブを提供し、これが動機付けと行動の変化を継続させるため、効果が得られた」としている。

結局、理路整然と、理屈を並べ立てて、理解させ、実行させる・・・・みたいな、アドヒアランスを向上させる努力は、こと、ダイエットに関しては、効果が薄い・・・・。


もしかしたら、こりゃ、“禁煙プログラム”にもいえるんじゃないのかな？

禁煙だって、クリニックで「理路整然と、理屈を並べ立てて、理解させ、実行させる・・・・」みたいなことをやってるわけだけど、綺麗なおねえさんに、「禁煙成功したら、一回、デートしてあげる」みたいなインセンティブの方が、絶対、効きそうだ。

あっ！なにも、論文にある“商業的プログラム”で行う“週1回の講習会”が、綺麗なおねえさんによる“誘惑”だといってるわけじゃないんだけどね。でも、「痩せればモテますよ」とか言ってるんじゃないのかなぁ？そう、豚を煽てるのと一緒だよね。
<blockquote>No. 11-1215-01 
For Losing Weight, Commercial Programs Are Better and Cheaper Than Noncommercial Programs
2011 December 15

 非商業的減量プログラムと商業的減量プログラムを比較すると、どのような結果となるだろうか？英国の過体重または肥満の成人740人を組み入れ、8つの群に割り付けたランダム化試験では、以下の12週間にわたるさまざまなプログラムの相対的有効性が比較された：一般診療における1対1のカウンセリング、薬局での1対1のカウンセリング、グループでの食事療法プログラム、および3種類の商業的プログラム（Rosemary Conley、Slimming World、およびWeight Watchers）。もう1つのグループの参加者は、これらの6つのプログラムの中から選択できるようになっていた。対照群の各参加者は、フィットネスセンターの無料券12枚を支給された。

12週後、すべてのプログラムで体重の平均値が有意に減少した（一般診療による1.4kgからWeight Watchersによる4.4kgまでの範囲）。1年後、一般診療と薬局における1対1のカウンセリングを除くすべてのプログラムで、体重が有意に減少した（0.7～3.5kgの範囲）。しかし、1年後、体重の平均値が対照群に比べて有意に減少（2.5kg）したのは、Weight Watchers群のみであった。費用は、一般診療と薬局でのカウンセリングプログラムがもっとも高額であり、商業的プログラムがもっとも安価であった。

コメント：この試験では、商業的減量プログラムは非商業的減量プログラムより安価であり、効果的であった（Weight Watchersはとくに効果があった）。エディトリアル執筆者は、商業的プログラムは集中的な支援（週1回の講習会における「集団の力」など）とインセンティブを提供し、これが動機付けと行動の変化を継続させるため、効果が得られたと推測している。Weight Watchersがプライマリケア診療による減量に関するアドバイスより有効であったもう1つの試験の結果（日本語版Journal Watch Sep 22 2011）と、この試験の結果が同様であったことは、注目に値する。

— Paul S. Mueller, MD, MPH, FACP

Published inJournal Watch General MedicineDecember 15, 2011

CITATION(S):

Jolly K et al. Comparison of range of commercial or primary care led weight reduction programmes with minimal intervention control for weight loss in obesity: Lighten Up randomised controlled trial.BMJ2011 Nov 3; 343:d6500. (http://dx.doi.org/10.1136/bmj.d6500)
Original article(Subscription may be required)
Medline abstract(Free)

Truby H and Bonham M. What makes a weight loss programme successful?BMJ2011 Nov 3; 343:d6629. (http://dx.doi.org/10.1136/bmj.d6629)
Original article(Subscription may be required)
Medline abstract(Free)
</blockquote>
いつも、この時期、独断と偏見による“今年一番のトピックス”みたいなのを書いてるんだけど、これは、そういうのじゃないんだけど、結構、シビれた内容だよね。

でも、こういうのって、実は、よくあることだと思う。

なんたって、患者はいわゆる「B層」が多いからね。それに、こっち（医療提供側）にいる人間はアドヒアランスなんて言葉を編み出すくらいだから、全ての病人は、自分の病気に真面目に真摯に取り組むって思っているし、それが“良い事”だと思い込んでいる。

でも、違うんだよねぇ。もちろん、すぐさま生死に関わる疾患や低ＱＯＬの疾患なら、“大真面目”にもなるだろうけど、そうじゃない場合は、結構、温度差は激しい。

で、私は、どんな時にも、医療提供側の価値観が絶対善であって、患者を従わせようと躍起になり（そのくせ、患者主体のアドヒアランスなんて言葉を使いまわし）、そのことを仲間同士で褒め称えあっている“薬剤師”の存在に辟易しているわけで・・・・、こういうのが薬剤師には多くって、、、、（患者の予後とあんたの頑張りとは独立した事象である）、、、、、おっと、脱線・・・。

医療提供側にいるごく一部の「A層」によって躍らされる「B層」ともいえるこのような薬剤師も、また、自分たちが「B層」だとは認識していないワケで、、、、、

このようにして、社会はまわっている。。。んですねぇ。


で、結局、理屈じゃなくって、結果がよければ、すべてよしって所に行き着く。

だって、物質に質量がある理由もわかんないのに、アレコレ考えても・・・ねぇ。私には、ヒッグス粒子を持ち出して、理由を説明されても、チンプンカンプンですから。

というわけで、来年も、「深い関わりを欲する人には深く、浅くを望む人には浅く・・・・」を心がけて仕事することにします。（こういうことを全く理解していないで、画一的な業務を“指導”と称し押し付ける“B層の役人＝支払い側”にも、一言、苦言を呈したいところなんだけど、まぁ、今日は忙しいから、いいや）]]>
      
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   <title>スタチン投与で成人入院患者のインフルエンザ死亡が4割減</title>
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   <published>2011-12-19T03:42:30Z</published>
   <updated>2011-12-19T04:00:29Z</updated>
   
   <summary>巷で評判？のスタチン系薬の抗インフルエンザ作用なんだけど、う～む、これがすごい事...</summary>
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ということで、自分なりに、大雑把な理解を試みた。

詳細は、<a target="_blank" href="http://jid.oxfordjournals.org/content/early/2011/12/12/infdis.jir695.abstract">ここ</a>で。このニュースは、MT Pro でも取り上げていたので、日本語での数値は、ここから引用した（二つの図）。

オッズ比、多変量ロジスティック回帰モデル、95％CI、あたりのキーワードが出てくると、とたんに、読む気もしなくなっちゃう人も多いと思うけど、私も“そのくち”なので、厳密な統計学的な意味での、理解には至りません（そんな事を、期待してもらっても困ります）。

あくまでも、“雰囲気”をつかむ為の試みなので、その辺、ヨロシク！！<br clear="left">


<a href="http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2011/12/19/20111219_A_Multistate_Study2.html" onclick="window.open('http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2011/12/19/20111219_A_Multistate_Study2.html','popup','width=282,height=261,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img align="left" hspace="7" src="http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2011/12/19/20111219_A_Multistate_Study2-thumb.png" width="200" height="185" alt="" /></a>まず、解析の対象になった人は、約 3,000人 。この人たちは、そもそも、インフルエンザで重症化してしまって、入院が必要になった人たちで、入院しなくても自然治癒しちゃうその他大勢のの人が対象ではないことを、頭に入れておこう！！

で、死亡が 150人 だ。

ここまでで、大雑把に、スタチン系を飲んでいた人と、いなかった人が何人ずつなのかを、統計学的な数値から実数に置き換えてみよう。

スタチン系服用の有無で死亡オッズ比が0.6だから、、、、、

スタチン服用 56人
スタチン未服用で 94人

の人が、死んだ事になる。

オッズ比が、95％CI で示されているのは、年齢、人種、基礎疾患（心血管疾患、腎疾患、慢性肺疾患）、ワクチン接種、48時間以内の抗ウイルス薬投与の有無などの条件下で、色々と細かく、死亡リスクを見ているからだ。条件が違えば、スタチン系服用での恩恵が変わってくるからってことなのかな？

で、、、、そのオッズ比が 0.38～0.92 の範囲にあるので、、、、0.38 っていう、一番、死なない条件は、母数の中で一番死亡の少ない年齢グループに属し、非白人で、基礎疾患が無くって、ワクチン接種を受けて無くって、48時間以内に抗ウイルス薬を飲んだ人・・・・ってことになる。（この解析によると、統計学的には、ワクチン接種を受けないほうが、死なないということらしい、、、なんだかなぁ）

この場合、95％信頼区間に特別な意味は無い。0.38～0.92 が、「嘘じゃないよ」「誤差じゃないよ」「とんでもない値は取り除いたよ」ってな感じかな？統計学のお約束だね。


というわけで、この解析で、「スタチンが効いた」って言ってるんだけど、それよりも、だんぜん面白いのは、白人と、インフルエンザワクチン摂取と、48時間以内の抗ウイルス薬投与の有無だろう。

なんたって、白人であることのリスクが高い！！

それから、インフルエンザワクチン摂取、48時間以内の抗ウイルス薬投与の有無とちらも、95％信頼区間のオッズ比が、“１”をまたいでる。

これって、「ワクチンが重症化の死亡を防げるのは限定的」、「48時間以内の抗ウイルス薬投与が死亡を防げるのは限定的」って事じゃないの？？（もっと言えば、役に立っているかどうかはわからないとの解釈も出来る）


今現在の、世間のコンセンサスは、インフルエンザワクチンも抗ウイルス薬も効くって事になっている。でも、、、、

このような感覚（思い込み）と現実とのギャップが大きい指標と比べて、スタチン系の服用が、重症化での死亡を防ぐ・・・・って言われても、、、、、、。それに、重症化して入院が必要な状態になった全入院患者３０００人のうち、３割の1000人がスタチンを飲んでいたって・・・・・どういうこと？

インフルエンザに罹患する人の３割もスタチン系なんて飲んでないぜ！

だとしたら、重症化して、入院が必要になる因子として、スタチン服用があるって解釈も出来る。

マッチポンプとは、このことなり・・・・ってか？

これ、、スゴイ、、、ことなのかな？　　まぁ、それは置いといて・・・。


ってゆーか、注目すべきは、白人じゃないリスク軽減？

白人だと、それ以外のどんな“良い”条件に該当してても、オッズ比は“１”を下回らないんだからね。


我ら日本人は、すでに、非白人のグループなんだから、それだけで、かなりのリスク回避・・・・ってわけだし、日本人で、スタチン系薬の服用により、インフルエンザで死亡が回避できるのかどうかの RCT でもやってもらわにゃ、なるまいて。


でも、まぁ、、、スタチン系薬でこの効果が出るんなら、ビス剤でも出そうだよなぁ。ただ、薬剤の体内での動態や分布が違うから、なんとも言えないけど。

あと、興味は、スタチン系を飲ませつつ、スクワレンの合成阻害薬を併用して、この効果が出るのか？知りたいなぁ。いま言われてる pleiotropic effects の延長なのか、はたまた、別の機序なのか？

それに、絶対リスクの軽減から見れば、漢方薬でもこの程度の数字は叩き出せるんじゃないのかなぁ？

最近の俺は、漢方薬シンパだからね。うひょひょ。


p.s. コッチ（マリンパの雑感）のエントリーにしちゃ、、ちょっと、真面目すぎかな？今回の。まぁ、たまには、いいかっ！]]>
      
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   <title>現代における『十分の一税』と『クロスロード』</title>
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   <published>2011-12-16T02:07:46Z</published>
   <updated>2011-12-16T02:17:49Z</updated>
   
   <summary>中世のヨーロッパでは教会（ローマ法王）はウマいことを考えて、収入源を確保していた...</summary>
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      <![CDATA[<a href="http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2011/12/16/20111216_Robert_Leroy_Johnson_crossroads.html" onclick="window.open('http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2011/12/16/20111216_Robert_Leroy_Johnson_crossroads.html','popup','width=344,height=500,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img align="left" hspace="7" src="http://ohno.coresv.com/mt_337impressions/archives/2011/12/16/20111216_Robert_Leroy_Johnson_crossroads-thumb.jpg" width="200" height="290" alt="" /></a>中世のヨーロッパでは教会（ローマ法王）はウマいことを考えて、収入源を確保していた。とにかく、モノが動けば、自動的に入ってくる仕組みなんだからスゴイ。

よくわかんないなだけど、教会は“破門”という手段を用いて、この仕組みを“可動”させていたらしい。その当時は、庶民は生まれて洗礼を受け、結婚を認めてもらい、死んだら天国に行くための手続きを、その地方の教会や修道院などが担っていた。

庶民は庶民で、こういうことをしてもらうために、納税していた。っていうか、神父さんや修道士さんがいないと、生活できないって感じていた（らしい。でも、ドラマ大聖堂や映画ロビン・フッドを見ると、ソレばかりじゃないように描かれて入るが・・・）。

破門はこれらの権利の剥奪を意味する。

また、地方の王様は、その土地を支配する権利、税金を課す権利を教会から与えられていたから、破門されたら“ただの人”になるわけだから、不本意ながらも教会にしたがっていた。

なんで？　　ヨーロッパ全土と諸々の権利がローマ法王にあるんだ？

と、、、これは、『コンスタンティヌスの寄進状』とやらに、根拠があるらしい。


もっとも、この『コンスタンティヌスの寄進状』はルネサンス期に“ニセモノ”だってばれちゃって、中世は終わりを告げる・・・・・。


というわけで、現代の『コンスタンティヌスの寄進状』に相当するものは何だろう？って考えてみた。。。。っていっても、自分の住んでいる業界のことしかわかんないから、この辺を考えてみると、、、、

あったよ、ありましたよ・・・・・・・。

でも、怖くて具体的には書けない・・・・・。みんなが一丸となって、自分たちの利権と栄誉の為に、、、、、

そして、面白いことに、この業界の中でも少なからず『コンスタンティヌスの寄進状』を心の底から信じている人がいる。。。。。子供みたいに純粋、、、、な人だけなら害はないのだが、その道のオーソリティ、、、組織の“お偉いさん”だったりするから、始末が悪い。

この構造は、中世も現代も、全く変わっていない・・・・みたいだね。

従って、現代日本の消費税10％は、実現される。確実に。まさに、『十分の一税』だ。


さて、興味は、何故、心の底から信じてしまう人がいるのか？に移る。


話は、一気に飛んだところから。。。

エリック・クラプトンの「クロスロード」って曲なんだけど、私は、クラプトンのオリジナルだと思っていた。

「ロバート・ジョンソンがオリジナルだ」って声高に言う人がいるんだけど、実際、そういう知識なしに曲を聴いてみて、これが同じだと思う人はいないんじゃないかな？

それほど、印象は違う。

下手に知識があると、自分の感性や印象まで変化してしまうという、とても良い例だと思う。


さて、話は戻って、この業界の中でも、特に、オーソリティや組織の“お偉いさん”にも、“本気で信じている”人が存在するのが、まさに、このような理屈からではないかと思うのだ。

自分で“感じた”り“経験”した事ではなく、“理想的なもの”“権威のあるもの”から与えられたり、あるいは、そういう人たちの同士で互いに褒めあったり情報交換したりしていると、、、、、というわけ。逆に、何もしらないと、、、、この場合は、「ロバート・ジョンソンがオリジナルだ」を知らなかった人たちが大勢いたから、イギリスでロックは発展したともいえる（和音じゃなくアルペジオじゃなく“リフ”なんだよね。ロックのギターは）。オーソリティやお偉いさんは、「ブルースとしては、邪道だ」とかなんとかイッちゃいそうだからね。

比喩が過ぎたけど、感じたのは「医療は高尚なものじゃない」「患者さんは常に高尚なものばかりを望んでいるわけではない」ということ。それを、こっち側のお馬鹿さんたちは、“理想像（自分たちに都合よい患者像）”を作り上げて、マスターベーション（先の中世の庶民も、歴史のオーソリティが作り上げた“理想的な庶民像”なのかもね）。


さぁ、どうしましょうか？？


でも、この情報化社会で選択肢が多い時って、人は、まともな判断が得られないように進化したみたい。

しょうがないね。
<blockquote>少ないほうがよいのはどんなとき？(When Is Less More?)

Science November 18 2011, Vol.334

多過ぎる情報のために、意思決定の能力が妨害されて、最適ではない選択をする結果になることがときどきある。

FreidinとKacelnikは、この「少ないほうがよい(less is more)」効果をムクドリで探求し、文脈情報がムクドリの「最適な」エサを選択する能力を妨害していることを確認した(p. 1000; またGiraldeauによる展望記事参照のこと)。

しかし、このことはトリが同時に複数の選択肢を提示されたときだけ、正しかった。

それとは対照的に、トリがエサの選択肢を順番に提示された場合には、そのエサ発見の文脈を知っていることは、最適な選択をする助けになったのである。

自然界では、ムクドリは無脊椎動物をあさっていて、同時に多くのエサにでくわすことはありそうにない。

つまり、意思決定というものは、選択肢が同時に与えられたら失敗するにもかかわらず、文脈情報を選択決定に用いるよう進化してきたのである。

Rational Choice, Context Dependence, and the Value of Information in European Starlings (Sturnus vulgaris)
pp. 1000-1002</blockquote>]]>
      
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   <title>性的拮抗作用(Sexual Antagonism)</title>
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   <published>2011-12-07T07:30:12Z</published>
   <updated>2011-12-07T07:36:41Z</updated>
   
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アテナは頭脳明晰で智謀に長け、アルテミスは弓を使わせれば何人も及ばない腕前を誇り、、、って男勝りの性格が災いして？か生涯、男っ気がない。

これって、面白いことに、ゼウスの娘たちである。

ゼウスを、以下の論文にある“テストステロンが高レベルで攻撃性の高いオス”として、その“資質”を受け継いだ娘たちをアテナやアルテミスになぞらえると、非常にわかりやすくって面白いことに気づいたので、ここに紹介したい。
<blockquote>Science November 18 2011, Vol.334

オスにとって有利な形質は、メスにとって有害でありうる。

たとえば、テストステロン(代表的な雄性ホルモンの一つ）が高レベルで攻撃性があると、支配を助長することでオスにはメリットがあるが、メスの場合には繁殖力の減少によって有害である。

つまり、高度に優位なオスは繁殖力の低いメスの子孫を産み、逆もまた真である。

しかし、それでは、適応度の異なりに関与する形質の変異は、どのように維持されるのだろうか？

Mokonnenたちは、規則的な個体数ゆらぎと乱交雑交配系をもつドテハタネズミ(bank vole)で、この疑問に取組む大規模実験を行なった(p. 972)。

優位なオス(繁殖力の低い娘が多い)は、一般的条件下で好まれたが、オスが少ないときは、劣位のオス(繁殖力の高い娘が多くいる)が、集団の個体数にかなりの貢献をしていた。

このデータから導かれたモデルは、性的な拮抗作用と頻度依存の選択の組み合わせが、性的拮抗作用だけでは不可能な、遺伝的変異を維持していることを示唆している。

Negative Frequency-Dependent Selection of Sexually Antagonistic Alleles in Myodes glareolus
pp. 972-974</blockquote>
この論文にある“オスが少ないとき”って、どんな時だろう？って思ったら、テストステロンの多い男たちがバタバタ死んでしまった“戦中・戦後”の日本にドンピシャではないだろうか？

戦場ではテストステロンの多い気質“＝勇敢＝無鉄砲”がアダとなって“死に急いでしまう”わけだ。慎重＝腰抜けで臆病な性質が、長生きの“因子”となる。

戦中、戦後に出産適齢期を迎えていた日本の女性たちは、選択の余地も無く、平和な時には弱い性質を持った（テストステロンの少ない）男の“胤”をもらうことになる。

、、、、が、結局、これが戦後の政策「産めや増やせ」に合目的的に作用するのだから、面白いよね。

で、平和な世の中になると、限られた環境の中で生育できる個体数は、これまた限られていることから、強い男が主導権を握ることで、個体数を少なくする方向に力は働く。

すなわち、テストステロンの多い“バリバリ”タイプが“勝ち組”となり、弱い男が“結婚できない”状況を作り出し、またまた、そんな父親の性質を受け継いだ“娘たち”は子供を作りたがらない・・・・・当然、少子化。


現代の、格差社会は、“環境による個体数の抑止力”の結果だったとも考えられるワケだ。これぞ、“神の見えざる手”だね。人道的に否定したがる気持ちはわかるけど・・・（笑）。


もっとも、この論文は、オスとメスの覇権争いに関する論文だから、地球上におけるホモサピエンス個体数の“適正値”を認知する論拠にしちゃいけないんだけどね。

さて、そのオスとメスの覇権争いだけど、ミクロな世界では、オスがメスの為に自己犠牲をしている姿が見つかっている。
<blockquote>父系性のミトコンドリアを始末する(Getting Rid of Mr.Mitochondrion)

Science November 25 2011, Vol.334

殆どの多細胞生物において、ミトコンドリア--いわゆる細胞の発電所--は、もっぱら卵母細胞に由来する。

しかしながら、胚形成中に精子に由来する父系性のミトコンドリアが細胞質からどうして選択的に消滅するのか不明である（Levine and Elazarによる展望記事参照）。

Sato and Sato（p. 1141,10月13日号電子版）とAl Rawiたち（p. 1144,10月27日号電子版）は、線虫において受精後直ちに侵入した精子により自己貪食が誘発されることを見出した。

自己貪食は胚における父系性のミトコンドリアを選択的に除去し、そしてミトコンドリアの母系性遺伝にとって必要とされる。

更に、マウスの胚の調査から、自己貪食はこれらの種の中で保存されたメカニズムであることが明らかになった。

Degradation of Paternal Mitochondria by Fertilization-Triggered Autophagy in C. elegans Embryos
Postfertilization Autophagy of Sperm Organelles Prevents Paternal Mitochondrial DNA Transmission</blockquote>
オスはメスのために自身の一部を食べて失わせる？

まぁ、そのようにするのが、一番、利益あったんだろうね。他のは淘汰されちゃった？

我々の家庭を見ているようで面白い。やっぱり、奥さんのために自己犠牲は必要なのだよ。世の婿殿に告ぐ・・・・なんちゃってね。


ところで、神話の時代にも、こういう“多様性を持った”神様が“創造”されるくらいだから、当然、その当時の人々の間でも、“男勝りの女”と“女々しい男”が居たのは想像に難くない。

現代の日本では、草食系男子って言葉が流行ってる。厳密に言えば草食系動物も“ＳＥＸ”はするわけで、それも、回数は肉食系よりも多いかもしれないから、流行語としての“草食系男子”が“ＳＥＸしない”イメージで語られるのには、違和感があるんだよね。

先の“負け組み”が結婚できないのは、環境が個体数に影響してるって考えれば、理解できる現象なんだけど、性欲そのものが減退している男子が、本当に増えてるとしたら、別な理由を考えなきゃならないわけで、、、、

でも、まぁ、実態は、SEX したくても相手がいないって事なんだろう。草食系男子だって、したがってる、だけど、甲斐性が無いから女にもてない、相手がいない、カッコ悪いやら寂しいやら満たされないやらで、精神の安定を図る為に、現実逃避・・・・・、SEX したくない振り（無意識かもしれない）・・・・・、って感じ？

そんな人たちを哀れんだマスコミが作り上げた“偶像”かもね。それすらネタにしてるけど。マスコミたちは。

┐(´∀｀)┌ヤレヤレ　ホモサピエンスは難しいねぇ。]]>
      
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